2012年7月23日、中國(guó)共産黨機(jī)関紙?人民日?qǐng)?bào)系の國(guó)際情報(bào)紙「環(huán)球時(shí)報(bào)」は、南沙（スプラトリー）、西沙（パラセル）、中沙（マクルスフィールド）の3諸島を管轄する地方自治體?海南省三沙市について、「これ以上大規(guī)模な部隊(duì)を配備するためには、インフラのさらなる整備が必要」と論じた。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫(xiě)真】

我が國(guó)は三沙市の設(shè)立をめぐり、20年間も慎重に検討を重ねた。だが、ベトナムが南沙、西沙の主権を盛り込んだデタラメな海洋法を可決したことにより、ついに我慢の限界を超え、同市の設(shè)立という反撃に出ることにした。國(guó)民もかなりの期待を寄せていることだろう。

ここ數(shù)日の間に三沙市では軍が管轄する「警備區(qū)」が設(shè)けられ、市長(zhǎng)も選出された。これは當(dāng)然、喜ばしいことなのだが、管內(nèi)のインフラ狀況を見(jiàn)ると、今のままではこれ以上部隊(duì)を増やすことは難しい。西沙の甘泉島に小さな淡水井戸が1つあるだけで、市內(nèi)のどこにも淡水がないのだ。

飲み水、食糧、果物、野菜、肉、卵などの生活必需品は補(bǔ)給船に頼っているのが現(xiàn)狀。西沙最大の島、永興（ウッディー）島では1日4000キロワット時(shí)の電気が不足している。天候不良で補(bǔ)給船が向かえなければ、島民や兵士らは食べる物にも事欠く事態(tài)に陥ってしまう。

そのため、三沙市のインフラ基盤(pán)の整備を急ぐ必要があるだろう。例えば、西沙の島々に大きめの埠頭や永住可能な宿舎、飲み水や食料を備蓄できる大型のタンクや倉(cāng)庫(kù)、海水を淡水化する裝置や発電設(shè)備などを早急にそろえるべきだ。各島に防衛(wèi)任務(wù)に適した艦船を配備するほか、さらに性能の高い補(bǔ)給船や民用の埠頭、補(bǔ)給船、空港も作る必要がある。

すべてを?qū)g現(xiàn)させるにはかなりのコストと時(shí)間が必要だろう。だが、主権を守るための十分な決意と意志があれば必ずや成し遂げられる。さらに部隊(duì)の育成も必要だ。武器を攜えて12カイリ領(lǐng)海內(nèi)に侵入してくる外國(guó)船や12カイリ領(lǐng)空內(nèi)に侵入する外國(guó)軍機(jī)に警告またはそれ以上の強(qiáng)硬手段にでなければならない。これが三沙防衛(wèi)部隊(duì)の日常任務(wù)になる。

もはや今までの中國(guó)とは違う。三沙市と三沙警備區(qū)の設(shè)立は、中國(guó)が南海諸島および周辺海域の主権をさらに積極的に斷固として守りぬくという姿勢(shì)を表明したことに間違いない。

三沙市は中國(guó)の海洋主権を守るという特殊な任務(wù)を背負(fù)っている。中國(guó)の他の都市のような経済建設(shè)を中心とする発展モデルは適さない。三沙市の建設(shè)は中國(guó)にとって全く未知の課題である。同市に対する政治的評(píng)価も他の都市とは違う観點(diǎn)から下す必要があるだろう。（翻訳?編集/NN）