2012年7月25日、山西省の五臺(tái)山、四川省の峨眉山、安徽省の九華山と浙江省の普陀山から成る中國(guó)仏教4大名山。シリーズ「中國(guó)四大仏教名山」、第4回は「普陀山」をご紹介する。

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普陀山（ふださん）は東シナ海の舟山群島にあり、全島面積は12．5平方キロメートル。中國(guó)四大仏教名山のうち唯一、海上に浮かぶ聖地であり、「海上仏國(guó)」と呼ばれる。観音菩薩が祭られ、観音霊場(chǎng)として知られる。

島內(nèi)には普済寺(ふさいじ)、法雨寺（ほううじ）、慧済寺（けいさいじ）などの名勝がある。この三つの寺を中心に、大小の寺院と多くの観音菩薩にまつわる遺跡が存在している。僧侶の數(shù)も多く、盛んに法要が営まれている。最大の普済禪寺の境內(nèi)には元代(1271?1368年)に建立された白亜の多寶塔が建ち、ひときわ目を引く。全山で第2位の禪寺とされる法雨寺はクスノキの巨木が境內(nèi)を覆い、古剎（こさつ）の風(fēng)格が感じられる?；蹨g寺は島內(nèi)で一番高い雲(yún)霧山の山頂にあり、アップダウンを利用した獨(dú)特の構(gòu)造をしている。正門に至る?yún)⒌坤狻⒓?xì)長(zhǎng)い石垣に風(fēng)情を感じる。

また、1997年に新たに建てられた南海観音の巨大な像が海辺で輝く。高さ33メートルの金銅仏で、慈悲深い尊顔で參拝の信者を迎えている。ここから南側(cè)へ見渡す海は絶景である。ほかには「磐陀石（ばんだんいし）」、「二亀聴法石（にきちょうほういし）」「説法臺(tái)石（せっぼうだいいし）」などの奇巖が點(diǎn)在し、美しい浜辺と山が海に映える。ここでは仏教の魅力を感じられると同時(shí)に、避暑地として夏季には特に旅人を引き付けるシーズンとなる。

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