2018年8月8日、中國(guó)中央人民ラジオのニュースサイトは、民泊仲介サイト最大手のAirbnb（エアビーアンドビー）が企畫した中國(guó)の「萬里の長(zhǎng)城」で一夜を過ごす機(jī)會(huì)を得るコンテストが中止となったことについて「北京の當(dāng)局は一度は合意したが、圧力を感じ取り消した」と報(bào)じた。

記事によると、Airbnbは今月初め、「文化」をテーマとしてエッセーコンテストを開催し、優(yōu)秀者4組計(jì)8人に、長(zhǎng)城に設(shè)置された特製の寢室で無料で一夜を過ごせる機(jī)會(huì)を提供すると発表していた。

だが遺跡の損傷を懸念する聲がオンライン上に相次いで投稿されたことを受け、Airbnbは7日、企畫を取りやめると発表。長(zhǎng)城の當(dāng)該エリアを管轄する北京市延慶區(qū)の當(dāng)局は聲明で「企畫について連絡(luò)を受けておらず、いかなる許可も與えていない」と述べた。

記事によると、中國(guó)長(zhǎng)城學(xué)會(huì)の董耀會(huì)（ドン?ヤオフイ）副會(huì)長(zhǎng)は「このコンテストについて市の観光當(dāng)局から事前に私のところに話があった。それはつまり、市と區(qū)の観光発展委員會(huì)が開催に合意したということだ」とし、「適切な保護(hù)措置を講じれば、このイベントにより長(zhǎng)城が損傷するようなことはない」と話した。

4日付の北京紙?北京晨報(bào)は、延慶區(qū)文化委員會(huì)文物科の関係者の話として「このイベントは、Airbnbと北京市八達(dá)嶺旅遊総公司が共同で企畫したものだ。當(dāng)局はこのイベントを監(jiān)督し、遺跡を破壊するような事態(tài)の発生は絶対に許さない」と報(bào)じていた。

だがこの報(bào)道から2日後の6日、延慶區(qū)文化委員會(huì)は聲明を出し、「區(qū)の文化財(cái)保護(hù)當(dāng)局はこの企畫についていかなる企業(yè)からも報(bào)告や審査申請(qǐng)を受けておらず、いかなる許可も與えていない」と述べた。

記事は「8日時(shí)點(diǎn)で延慶區(qū)はそれ以上の取材に応じていない」とし、意思決定に近い関係者の話として「物議を醸したことを受け、當(dāng)局は圧力を感じ、その後の対応について協(xié)議していた」と伝えている。（翻訳?編集/柳川）