2012年7月25日、人民網(wǎng)日本語(yǔ)版によると、中國(guó)は來(lái)年、「嫦娥3號(hào)」を打ち上げ、月面への軟著陸と月面探査を?qū)g施する。現(xiàn)在は計(jì)畫に基づき衛(wèi)星の準(zhǔn)備が進(jìn)められている。月探査プロジェクトの首席科學(xué)者?歐陽(yáng)自遠(yuǎn)（オウヤン?ズーユエン）氏は24日に行われた「2012年北京公務(wù)員科學(xué)的資質(zhì)講演會(huì)」に講師として出席し、月面車の底部にはレーダーが設(shè)置され、走行しながら月の地下100メートルの探査を行うことなどを明らかにした。北京晨報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

▽月面著陸にパラシュートは不要

「嫦娥3號(hào)」の著陸機(jī)と月面車は共に月面へ軟著陸する。その後、著陸機(jī)はその場(chǎng)で待機(jī)し、月面車のみが月面を移動(dòng)する。両者が連攜しつつ月探査を行うのは世界でも初となる。

歐陽(yáng)氏によると、「嫦娥3號(hào)」は來(lái)年、西昌衛(wèi)星発射センターから打ち上げられるが、任務(wù)において最も難しいプロセスは著陸だ。月には大気が無(wú)いため、著陸時(shí)にパラシュートは使えない。落下の際は、エンジンを逆噴射して減速させつつゆっくりと降下し、月面から4メートルの位置に達(dá)した時(shí)エンジンを消し、自由落下で月面に軟著陸する。

また、月面車は中國(guó)最高の知能を誇るロボットであり、完全な自律航法で、自主的にルートを選び、坂道を上り下りし、障害物を避け、自主的に計(jì)器操作を行い、データを地球に転送することができる。

▽原子力電池を搭載で30年間の長(zhǎng)期稼動(dòng)が可能

月の夜は半月にわたり、しかも気溫がマイナス180度に達(dá)する。歐陽(yáng)氏によると、月面車はこれに対応するため原子力電池を搭載し、夜の間は「冬眠」する。太陽(yáng)が昇ったら電池が自動(dòng)的に再起動(dòng)し、作業(yè)を再開(kāi)するという。原子力電池は壽命が長(zhǎng)く、30年間の連続稼動(dòng)が可能だ。

▽「嫦娥5號(hào)」は海南から打ち上げ

歐陽(yáng)氏によると、「嫦娥4號(hào)」は「嫦娥3號(hào)」のバックアップ衛(wèi)星であり、月のサンプル取得?帰還という重任は「嫦娥5號(hào)」が擔(dān)うこととなる?！告隙?號(hào)」はかなりの重量となるため、中國(guó)の既存のキャリアロケットでは打ち上げができない?，F(xiàn)在開(kāi)発中の長(zhǎng)征5號(hào)ロケットを使って海南省文昌衛(wèi)星発射センターから打ち上げられる見(jiàn)込みだ。

▽「嫦娥2號(hào)」は小惑星を観測(cè)へ

現(xiàn)在宇宙を飛行中の「嫦娥2號(hào)」について、歐陽(yáng)氏は「嫦娥2號(hào)はラグランジュ點(diǎn)で太陽(yáng)の観測(cè)を235日間行った後、今年4月15日に地球から約1000萬(wàn)キロ離れた太陽(yáng)系空間へと向かった。これは地球への衝突の可能性がある小惑星4179番の探査のためだ。嫦娥2號(hào)と小惑星は來(lái)年3月1日ごろに顔を合わせることとなる」とした。

小惑星4179番は長(zhǎng)さ約4．6キロ、幅約4．6キロ。もし地球に衝突すればその威力はTNT火薬換算で1兆トン分に相當(dāng)し、NASAからも「潛在的に危険」な小惑星に分類されている。（編集/TF）