「カオ串」と聞くと、だいたいが路上で見(jiàn)かける羊肉の串焼きを思い浮かべる人が多い中國(guó)。路上で、直火を用いた細(xì)長(zhǎng)い焼き臺(tái)の上に串焼きのお肉が並んでいるイメージがある。

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今、上海で、最も熱い「カオ串」として、多くの支持を集めているのが、「豊茂カオ串」という串焼きのレストランだ。

猛暑が続く上海で、涼しくなる夕方から大行列をつくり、夕食の時(shí)間帯では、2時(shí)間以上待つのもあたりまえの大人気店。中國(guó)最大のクチコミサイトである「大衆(zhòng)點(diǎn)評(píng)」で、串焼き部門(mén)人気ナンバー1になるところからもその人気ぶりがうかがえる。

並んでも食べたいと思わせるこのレストラン、お腹いっぱい食べても1人當(dāng)たりの予算が約120元（約2100円）～と、リーズナブルでコストパフォーマンスがよい。調(diào)味料もいろいろあって、好みで調(diào)整できる。

もちろんスタッフのサービスを含め、気持ちよく食事ができるレストランということも、人気の理由だ。

「豊茂カオ串」は、もともと中國(guó)吉林省延辺発祥のチェーン店で、1991年に開(kāi)業(yè)、以來(lái)「串焼き」ひとすじに店舗を広げ、現(xiàn)在では、北京、上海、蘇州などの都市に展開(kāi)している。

「羊肉は焼く前に串ざしが一番！」という言葉通り、羊肉の鮮度と肉質(zhì)にこだわり、オーダーが入ってから、串ざしをしている。お一人様でもオーダーしやすいように、串焼きは1本からオーダーが可能だ。串焼きメニューも看板の羊肉以外に、牛肉、豚肉、海鮮、野菜やパン、マントウ（饅頭/中國(guó)式蒸しパン）など豊富にそろっている。

豊富なメニューとオーダーし易いことからも、大人から子どもまで楽しめるレストランとして利用できるが、一番魅力的なのは、何といっても、各テーブルに設(shè)置されている焼き臺(tái)。

両側(cè)にあるくぼみに串をおくと、歯車(chē)がクルクルまわり、自動(dòng)で肉を焼いてくれる仕組みだ。焼きながらひっくり返したりする作業(yè)がなく、便利な上、焼いた串を上部に移すことで、保溫もできるので、自分のペースで食べることもできる。

また、その橫には、食べ終わった串を入れる場(chǎng)所もあり、まるでけんざんのようにつきささる串も圧巻！煙は全く上にあがってこない設(shè)計(jì)になっているので、においも気にならず、時(shí)折「じわっ」と肉からたれる油が食欲をそそる。

夜中まで、行列が途切れず、満席の客であふれ、活気ある店內(nèi)は、レストランなのに、屋臺(tái)の雰囲気があり、使われている食器もプラスチックのシンプルなものなので、「ザ?中國(guó)の屋臺(tái)飯」という光景が広がっている。

スタッフサービスも評(píng)価が高い。多忙な時(shí)間帯でもスタッフは笑顔で対応しているし、パンやマントウなどは、比較的焦がし易いのだが、焦がすとすぐに「お取り替えします」と言って、無(wú)料で交換してくれるなど、サービスが行き屆いていて気持ちがよい。

ちなみに、オーダーは上海では主流となっている、スマホでのオーダー＆決済だ。テーブルにあるQRコードをスキャンしてオーダー。追加も同じようにオーダーできるので、自分のペースでオーダーでき、これも便利。

暑いときこそ、“熱い”肉を食べ、家族や友人とホッと盛り上がる、おすすめのレストランだ。（提供/フライメディア）