佐賀県が中國人観光客で地域振興、サービス改善が鍵―華字紙

Record China    2012年7月29日(日) 7時52分

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23日、佐賀県には多くの歴史文化遺産があり、中國人観光客が注目する観光地のひとつだ。今年1月18日、春秋航空は「ローコスト航空」(LCC)理念を日本に導入、上海−佐賀線を就航させた。寫真は春秋航空。

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2012年7月23日、人民網(wǎng)日本語版によると、九州北部に位置する佐賀県は日本で最も有名な陶磁器の産地であり、農業(yè)県でもある。多くの歴史文化遺産があり、中國人観光客が注目する観光地のひとつだ。今年1月18日、春秋航空上海市上寧區(qū))は「ローコスト航空」(LCC)理念を日本に導入、上海?佐賀線を就航させた。初便當日の最低料金はわずか3000円で、大きな関心を集めた。半年が過ぎ、実際の効果はどれほどか。中國人観光客向けのサービスをいかに向上していくか。佐賀県はこのほど、中國人観光客が県內にもたらす利益について総合評価をまとめ、よりきめ細やかなサービス改善を打ち出した。華字紙?日本新華僑報が伝えた。

その他の寫真

上海?佐賀線は18日、就航から半年を迎えた。同便の就航以降、佐賀県には多くの中國人観光客が訪れている。経済効果に関する具體的な試算は行われていないが、佐賀県が日本の九州地方と中國地方を結ぶ交通の要所となるに伴い、外國人観光客が同県に滯在する日數(shù)も伸びつつある。この千載一遇のチャンスを生かすため、経済効果の創(chuàng)出や新しい消費モデルの導入、官民連攜の促進などに向けた措置を講じることが佐賀県にとっては重要となっている。

有明佐賀空港は専門スタッフを配置し、擔當者が中國人観光客の上海出発から佐賀到著までを案內、また空港側は観光客に県に関する宣伝リーフレットを配布している。リーフレットには県內の主な観光景勝地のほか、スーパー、ドラッグストアなどショッピングスポットも掲載された。

佐賀県庁農林水産商工本部國際戦略グループによると、春秋航空の就航以來、同便で同県を訪れ、県內に宿泊した中國人観光客は6月23日現(xiàn)在で約1900人。2010年は年間わずか2738人が県內に泊まったことからも、同便の就航が観光客増加をもたらしたのは明らかだが、確かな経済効果を殘しているかについては、疑問符も殘る。

春秋航空を利用した外國人観光客221人(うち中國籍216人)に対して大手調査機関が行ったアンケート調査によると、旅行の目的を「観光?ショッピング」とした人は74.4%に達した?!赴⑻K山ロープウェーから火山の麓に広がる草原を眺め、別府溫泉を楽しんだ後、福岡で櫛田神社を観光し、免稅店でショッピングを満喫したい」。これが佐賀県から訪日する中國人観光客の人気観光ルートだ。

春秋航空のツアーでは、最終日に佐賀県內に宿泊する必要があるが、現(xiàn)狀は中國人観光客のニーズを満たしていない。観光業(yè)界関係者は「レストランのメニューに中國語表記がなく、観光客はコンビニやスーパーで夕食を済ませることがよくある」と中國人観光客の聲を明らかにした。「佐賀空港に同便が1回著陸するだけで、県內には100人以上の外國人観光客が訪れるが、飲食施設が観光客を引き付けられていないというのは非常に惜しい」と関係者。

県內各市町村観光協(xié)會の指導のもと、県內各ホテルは急きょ、中國人観光客向けメニューを用意した。しかし「行政により企業(yè)努力を引き出すことはできるが、顧客がお金を払うかについては、企業(yè)自身の努力にかかっている」と県庁擔當者の表情は厳しい。

中國人観光客の來県拡大への刺激策として、佐賀県は航空會社の空港著陸料免除のほか、フライト1便につき搭乗客1人に抽選で3000円の宿泊補助を始めた。佐賀県は今後3年以內に、春秋航空に対し5億4000萬円以上の補助を支援する見込みだ。古川康知事は「いかにチャンスをつかみ、より多くの中國人観光客を呼び込んで価値を創(chuàng)造するか。殘された課題は多い」と述べている。(編集/TF)

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