<ロンドン五輪>暴言騒動後、中國選手に金を譲った水泳韓國代表「彼にも同様に拍手を」―中國メディア

Record China    2012年7月30日(月) 20時52分

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28日、ロンドン五輪男子水泳自由形400メートルが行われ、中國代表の孫揚が五輪新記録を出し、金メダルに輝いた。銀メダルは韓國代表の樸泰桓だった。寫真は表彰臺に立つ孫楊。

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2012年7月28日、ロンドン五輪男子水泳自由形400メートルが行われ、中國代表の孫楊(スン?ヤン)が3分40秒14で五輪新記録を出し、金メダルに輝いた。続いたのは1秒92差で銀メダルとなった韓國代表の樸泰桓(パク?テファン)。樸選手は大會直前、孫選手に対して挑発するような暴言を吐いたと報じられ、中國國內は騒然としたが、中國國営?新華社は「敗北した者にも勝者と同じように拍手を贈るべき」と、これをいさめている。

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樸選手の暴言騒動が持ち上がったのは28日の開幕直前。一部中國メディアが「樸選手が『孫選手はロンドンに來ても僕の速さの引き立て役で終わる』と発言した」と報じたのだ。韓國代表団の説明では、この暴言が吐かれたとされる日、樸選手は韓國メディア以外の取材を受けておらず、中國での報道を「事実無根」と否定している。

さらに、28日の予選で樸選手はフライングとの判定を受け、失格処分に。韓國代表団の必死の抗議と働きかけにより、何とか決勝に駒を進めることになったが、思いもよらぬ事態(tài)を受け精神的ショックも大きかったのだろう、結果的に王座を孫選手に渡すこととなった。

中國メディアではこの試合後、「樸選手の尊厳を傷つけるような言動は慎もう」との報道が多く見られた。國営新華社通信は「孫選手の優(yōu)勝は國民の誇りであり、これが敗者に対する侮辱に転じてはならない。五輪への參加資格を得たすべてのアスリートは皆、萬人に1人の精鋭であり、人知れず汗と涙を流して努力してきた人々なのだ。彼らが去る時、勝者に贈るのと同じ拍手を贈るべきなのである。また、試合後に孫選手を祝福した樸選手の姿勢も、賞賛すべきである」と報じ、スポーツマン精神を呼びかけた。(翻訳?編集/愛玉)

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