深刻な児童誘拐、20萬人以上が行方不明=手口も多様化、メディアが試したら84%で「誘拐成功」―中國

Record China    2018年8月13日(月) 22時(shí)20分

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中國では児童誘拐が多発している。2013年時(shí)點(diǎn)で20萬人が行方不明になり、その後も數(shù)は増えていると見られる。寫真は行方不明者を探す公益活動を続ける「寶貝回家」のサイトにある「尋ね人」の寫真。

中國では児童誘拐が多発している。近年では、宅配便などの配達(dá)人を裝って家にいた子どもを連れ去るなど、手口は多様化しているという。中國メディアの銭江晩報(bào)が12日に伝えた。

記事は冒頭で、中國では2013年時(shí)點(diǎn)で20萬人が行方不明で、保護(hù)者に戻された率はわずか0.1%と紹介。また、誘拐された子を保護(hù)者の元に戻す運(yùn)動をする「寶貝回家(バオベイ?フイジア=大切なものを家に帰せ)」によると、過去11年間に失蹤した子4萬人以上をサイトに掲載して情報(bào)を求めてきたが、保護(hù)者の元に戻った子は2510人で、わずか5%程度という。

「寶貝回家」運(yùn)動の創(chuàng)始者である張寶艶氏は、「子どもを探すスピードがこの程度では、100年経っても探し切れない」と嘆いたという。銭江晩報(bào)によると、最近になり中國中央電視臺(中國中央テレビ)の番組が、子どもを誘拐する実験を行ったところ、50回中42回が成功したという。誘拐の成功率は84%ということになる。

銭江晩報(bào)は続けて、子どもを誘拐する代表的な手口を紹介した。食べ物やおもちゃで子どもを誘惑する手口は古典的だが、普通の家庭の子だけでなく有名人の子も引っかかる。中央電視臺の番組では、女性有名歌手の4歳の子の誘拐を試みた。家で留守番をさせ、母親が「知らない人が來てもドアを開けてはいけない」と何度も念を押していたにもかわらず、子どもはすぐにドアを開けてしまったという。

最近は、配達(dá)員を裝ったケースもある。ある女性によると、自宅で晝寢をしていたところ、有名外食チェーンの配達(dá)人と名乗る男の聲がした。その時(shí)にはまだぼんやりしていたが、ドアが亂暴に閉められた音で異変を察した。女性はマンションに住んでおり、廊下を走って閉まりかけたエレベーターのドアに手を差し込んで開け、子どもを取り戻したという。

配達(dá)人を裝った男は、子どもに「お母さんが注文した。飲み物を車に忘れたので取りに來てくれ」と言って子どもを連れ出したという。

子どもを連れて外出した際には、親の目を盜んで連れ去るケースもあるが、後ろから「子どもの靴が脫げましたよ」と聲をかけ、親の注意がそれた瞬間を狙って、子どもを連れ去る手口もあるという。また、駅など混雑した場所で、子どもを強(qiáng)引にさらって逃げる場合もある。

記事は、子どもを誘拐する者は手段を選ばなくなっていると指摘。しかしやはり、自分の子に対して、親といない時(shí)には「知らない人から聲をかけられても無視する」「知らない人の車には乗らない」「知らない人から飲み物や食べ物をもらわない」など教育しておくことが重要と論じた。(翻訳?編集/如月隼人

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