人民網(wǎng)日本語版 2018年8月15日(水) 20時(shí)20分
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甘粛省敦煌市の仏教遺跡?莫高窟にある絵筆や絵の具、壁畫の模寫が積み上げられたアトリエでは、竇偉さんと、その妻である日本人の饗場(chǎng)悅子さんが時(shí)々アドバイスをし合いながらも、それぞれの作品を仕上げるため忙しく筆を動(dòng)かしていた。
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8月初めのある日、甘粛省敦煌市の仏教遺跡?莫高窟にある絵筆や絵の具、壁畫の模寫が積み上げられたアトリエでは、竇偉(ドウ?ウェイ)さん(36)と、その妻である日本人の饗場(chǎng)悅子さん(36)が時(shí)々アドバイスをし合いながらも、それぞれの作品を仕上げるため忙しく筆を動(dòng)かしていた。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
【その他の寫真】
1年前、北京の中央美術(shù)學(xué)院で共に美術(shù)を?qū)熼Tに學(xué)んだ竇さんと饗場(chǎng)さんは、敦煌研究院美術(shù)研究所に招かれて莫高窟壁畫の模寫、創(chuàng)作、研究などの仕事に攜わるようになった。
饗場(chǎng)さんは流暢な中國語で、「敦煌の壁畫は、日本の美術(shù)の根源で、莫高窟は日本でもとても有名。多くの日本人が憧れている場(chǎng)所だ。日本の顔彩畫の専門的な技法は中國から伝わったもので、莫高窟の壁畫を初めて見學(xué)した時(shí)に、日本の楽器やお寺などに似た絵がたくさんあった。それを見て、過去にタイムスリップしたような気分になり、昔の日本人が中國に來て學(xué)んだ後、それを日本に持ち帰って伝えた過程を見ることができた。とても興奮すると同時(shí)に、親しみを感じた」と話した。
初めて敦煌に來た時(shí)、饗場(chǎng)さんは広大な砂漠と大空が連なる壯大な景色に魅了された。その後の彼女の絵畫作品からは、砂漠の要素を隨所に見ることができる。日本では決して目にすることのない風(fēng)景が広がる敦煌は彼女のインスピレーションを大いに刺激するのだという。しかしこの地での生活は決して便利とは言えないという。
「敦煌では日本の食材が買えないし、中國の食べ物は私にとっては辛い。それに、ここはとても乾燥している」と饗場(chǎng)さん?!竵I親の勵(lì)ましと一緒にいてくれる夫、敦煌研究院の上司、同僚らの気遣いで、少しずつ慣れてきた。今では、敦煌にも友達(dá)がおり、中國語で交流ができるようになっただけでなく、オンラインショッピングもできるようになった」という。
中央美術(shù)學(xué)院のクラスメイトだった竇さんと饗場(chǎng)さんは2007年に出會(huì)ってから、少しずつ愛を育み、カップルとなった。その後、竇さんは東京蕓術(shù)大學(xué)で顔彩畫を?qū)熼Tに學(xué)んで修士學(xué)位を取得し、そしてその在學(xué)中に敦煌研究院の訪日交流団と偶然出會(huì)ったのだという。
竇さんは「あんなに敦煌の莫高窟に行きたいと渇望したことはなかった。絵を描く人々にとって、莫高窟を訪れないのは一生後悔するようなこと」と語り、「日本に留學(xué)している時(shí)に顔彩畫を?qū)Wんだ。顔彩畫における鉱物を原料とした顔彩を使う技法は、盛唐の時(shí)代に中國から日本に伝えられたものだ」と説明する。
その後、敦煌研究院の王旭東(ワン?シュードン)院長(zhǎng)やその他の研究員たちと交流する過程で、竇さんは敦煌の壁畫に使われている畫材について一層理解を深めるようになり、知れば知るほど、敦煌と莫高窟に対する興味も膨らんでいったという。
昨年、竇さんは初めて莫高窟を見學(xué)して、壁畫を自分の目で見て、「とても神秘的で、敦煌の壁畫の絵畫技法や伝統(tǒng)工蕓に驚嘆させられた」のと同時(shí)に、「でも、そのとても貴重な文化遺産が、たくさんの自然や人為的な要素が原因で損傷している狀態(tài)を目にして、とても悲しい気持ちにもなった」という。
そして、「もし、壁畫の研究をさらに深め、壁畫の材料を保存し、後世に伝えていくことができれば一番理想的。今後は妻や美術(shù)所の同僚と共に、模寫を基礎(chǔ)に、自分たちの思想を作品に盛り込み、『敦煌文化』を発揚(yáng)し、一部の移動(dòng)可能な壁畫模寫品をまとめて海外で展示したい」と語った。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)
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