2018年8月15日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、フィリピンのドゥテルテ大統(tǒng)領(lǐng)が14日の講演で南シナ海問(wèn)題をめぐり異例の中國(guó)批判を展開(kāi)したと報(bào)じた。

観察者網(wǎng)はフィリピン紙マニラ?ブレティンの報(bào)道を引用。ドゥテルテ大統(tǒng)領(lǐng)が14日、大統(tǒng)領(lǐng)宮殿で行われたビジネフォーラムで講演し、中國(guó)が南シナ海のスプラトリー（中國(guó)名：南沙）諸島に造成した人工島の軍事拠點(diǎn)化を進(jìn)めていることについて、「誰(shuí)も島を造ることはできないし、人工島の上の空域を自分のものだと言うことも間違いだ。なぜならそれらの海域は公海であり、無(wú)害通航権は保証されている」とし、「中國(guó)が態(tài)度を和らげることを願(yuàn)っている。私は中國(guó)とけんかしたくない」などと述べたことを伝えた。

一方で、ドゥテルテ大統(tǒng)領(lǐng)は、「フィリピンは中國(guó)との経済関係を改善した。中國(guó)はわれわれに何も求めていない」とも述べ、中國(guó)の支援提供を稱(chēng)賛したという。

観察者網(wǎng)によると、米AP通信は、ドゥテルテ大統(tǒng)領(lǐng)の発言について「中國(guó)を公然と批判するのは異例だ。講演の聴衆(zhòng)にはフィリピン駐在の米國(guó)大使や他の外國(guó)人ゲストも含まれていた」と伝えているという。

米華字メディアの多維新聞は15日、「特筆に値するのは、ドゥテルテ大統(tǒng)領(lǐng)の中國(guó)批判が、習(xí)近平（シー?ジンピン）國(guó)家主席のフィリピン訪問(wèn)前に起きたことだ」と指摘。香港英字紙サウスチャイナ?モーニング?ポストの8日付の報(bào)道を引用し、フィリピンのカエタノ外相がこのほど、習(xí)主席の年末の訪比に向けて両國(guó)政府が日程調(diào)整を行っていると明らかにしたことを伝えた。（翻訳?編集/柳川）