2018年8月15日、中國メディアの環(huán)球網によると、韓國の文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領が同日、日本による植民地支配からの解放記念日「光復節(jié)」73周年と政府樹立70周年の記念式典で演説し、韓國、北朝鮮、中國、日本、ロシア、モンゴルの北東アジア6カ國と米國でつくる「東アジア鉄道共同體」を提案した。

記事は、15日付の韓國?聯(lián)合ニュースの報道を引用。文大統(tǒng)領は、ソウル?竜山の國立中央博物館で開かれた記念式典で、「京義線と京元線出発地だった竜山から、北東アジア6カ國と米國でつくる『東アジア鉄道共同體』を提案する」とし、「この共同體はわれわれの経済の地平を北方大陸にまで広げ、北東アジアにおける共生?繁栄の大動脈となり、東アジアのエネルギー共同體と経済共同體につながるだろう。北東アジアの多國間平和安全保障體制に向かう出発點ともなる」と述べたことを伝えた。

文大統(tǒng)領は、4月の南北首脳會談の板門店宣言に盛り込んだ鉄道と道路の連結は「朝鮮半島の共同繁栄の始まり」だとし、連結に向け年內の著工式を目指すとした。また、鉄道の連結や、中斷している開城工業(yè)団地と金剛山観光の再開など、南北経済協(xié)力に伴う向こう30年間の経済的効果は少なくとも170兆ウォン（約16兆7000億円）に上るとする研究結果を示し、「南北間で全面的な経済協(xié)力が行われれば、その効果は比較できないほど大きくなるだろう」と期待を示したという。（翻訳?編集/柳川）