第73回國(guó)連（UN）総會(huì)出席のために、米ニューヨークを訪問中の文在寅（ムン?ジェイン）韓國(guó)大統(tǒng)領(lǐng)が9月25日、ドナルド?トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)と首脳會(huì)談を行なった。

就任後文大統(tǒng)領(lǐng)がトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と首脳會(huì)談をするのはこれで5回目。昨年7月、ドイツで開かれた主要20カ國(guó)（G20）會(huì)議で、日韓米首脳晩餐會(huì)合を含めると6回目となる。

文大統(tǒng)領(lǐng)は會(huì)談の冒頭で、9月中旬に北朝鮮?平壌にて金正恩（キム?ジョンウン）朝鮮労働黨委員長(zhǎng)（以下、金委員長(zhǎng)）に會(huì)った際、彼（金委員長(zhǎng)）がトランプ大統(tǒng)領(lǐng)に対し信頼を明らかにしていたこと、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)だけが非核化の問題を解決できるだけに、早期に會(huì)って、ともに非核化を早急に完成させたいという希望を明らかにしたといった?jī)?nèi)容を語った。

さらに文大統(tǒng)領(lǐng)は、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の応援のおかげで平壌に行ってきた。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)に伝えてほしいという金委員長(zhǎng)のメッセージもあるとし、もはや北朝鮮の核放棄は、北朝鮮內(nèi)部でも後戻りできないくらいに公式化されたものとなっていると語った。

これに対しトランプ大統(tǒng)領(lǐng)は、早いうちに金委員長(zhǎng)と一緒に會(huì)談場(chǎng)所の協(xié)議をすることになるだろう。次回の會(huì)談を期待するとし、場(chǎng)所はまだ決まっていないものの早急に會(huì)えるだろうと語った。その一方で、あまり急いで事を進(jìn)めない考えだとも語った。

時(shí)間軸がちょっと反対になるが、文大統(tǒng)領(lǐng)が平壌で金委員長(zhǎng)と會(huì)った際、次は金委員長(zhǎng)がソウルを答禮訪問することを約束しているのは周知の事実。當(dāng)然の流れだと思うのだが、北のほうには金委員長(zhǎng)に対してソウル訪問はするなという意見も多いという。金委員長(zhǎng)も実際にそれを知っていて、「多くの人がソウルに行くなというけれど、わたしは必ず行く」と語ったと韓國(guó)の民主平和黨の樸智元（パク?チウォン）議員が21日に明らかにした。

しかも、太極旗部隊(duì)が金委員長(zhǎng)のソウル訪問の際、デモをしたりシュプレヒコールをしたりするのは、ある意味ありうることじゃないですかと金委員長(zhǎng)自らが言っていたというから驚きだ。

太極旗部隊(duì)とは、韓國(guó)の保守派で樸槿恵（パク?クネ）前大統(tǒng)領(lǐng)擁護(hù)派である。韓國(guó)の骨髄的保守であるから、金委員長(zhǎng)がソウルに來たら激しい反対デモをすることは必至だ。しかしそれをも金委員長(zhǎng)は理解しているということ。

金正恩氏は確かに「獨(dú)裁者」というステータスだけれど、北朝鮮が彼1人の力で動(dòng)いているのではないことをこのことばは示しているともいえよう?！感肖胜趣いθ摔胜甓啶ぁ埂袱筏钒长闲肖工趣いΣ糠证?、筆者としてはかなり驚きのフレーズであった。

これは余談になるが、民主平和黨の樸智元議員のことばでもう一つおもしろい部分があった。北朝鮮の金委員長(zhǎng)の妹の金與正（キム?ヨジョン）氏について、彼女が「白頭血統(tǒng)（ペクトゥヒョルトン）であるため、本當(dāng)の能力に比べて出世ができていない」と分析している點(diǎn)。

金正恩の実の妹である金與正氏は、肩書きとしては「朝鮮労働黨第1副部長(zhǎng)」であるが、樸智元議員の見立てとしては、もっと高い位置に上っていてもおかしくはないということなのであろう。どれくらいの位置にあれば、「妥當(dāng)」という判斷を下すのかは筆者にはわからないものの、「朝鮮労働黨第1副部長(zhǎng)」よりは上になっているべきだということなのだろう。

ここで白頭血統(tǒng)（ペクトゥヒョルトン）というのは北朝鮮を語るときによく出てくるキーワードでもあるので、簡(jiǎn)潔に説明すると、金日成の直系を意味する北朝鮮式の用語である。朝鮮民族の霊山ともいえる白頭山。ここで生を受けたとされる金日成。さらに金正日、金正恩と下ってくるわけだが、白頭血統(tǒng)とは金日成からの直系という義。金正恩の妹である金與正も、金日成の血を引いているということで白頭血統(tǒng)といっているわけだ。

さらにこの出世できていないという內(nèi)容でおもしろいのは、普通だったら白頭血統(tǒng)ならどんどん上に上っていって當(dāng)然というところだけれど、そうしたら人民に対して面子が立たない。白頭血統(tǒng)だからといって、無條件で上に行くんではないんですよと、ある意味プロパバンダをしている意味にもなっているわけだ。

樸智元議員はさらに、実際の能力に比べてとんでもない出世をした樸槿恵前大統(tǒng)領(lǐng)とは完全に違うと皮肉っているのも、ちょっとわさびが利いていて面白い部分ではある。樸智元議員はもちろん樸槿恵氏と同じ韓國(guó)人であるが、樸槿恵氏とは反対の黨であるゆえの皮肉である。同國(guó)の反対黨よりは、敵國(guó)の要人にもっと情が傾いているようだ。韓國(guó)情勢(shì)、今後數(shù)年間は眼が離せない。

■筆者プロフィール：木口 政樹

イザベラ?バードが理想郷と呼んだ山形県?米沢市出身。1988年渡韓し慶州の女性と結(jié)婚。元三星（サムスン）人力開発院日本語科教授、元白石大學(xué)校教授。趣味はサッカーボールのリフティング、クラシックギター、山歩きなど。著書に『おしょうしな韓國(guó)』、『アンニョンお隣さん』など。まぐまぐ大賞2016でコラム部門4位に選ばれた。

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