2018年8月19日、マレーシアのマハティール首相の中國訪問をめぐり、環(huán)球網(wǎng)は「重要な信號が発せられた」との記事を掲載した。

今年5月に再び同國首相に就任したマハティール氏は、今月17日夜～21日の日程で中國を公式訪問している。記事は「今回、最も関心を集めている話題は中國企業(yè)のマレーシアでの投資展望」と指摘し、中國が請け負(fù)ったインフラ計畫をマハティール首相が棚上げした問題に言及。その上で、「中國とマレーシアとの経済協(xié)力が不確定性に直面する中、マハティール首相は18日に阿里巴巴（アリババ）と吉利汽車を訪問した。中國企業(yè)に向かって『中國企業(yè)と中國からの投資を歓迎する』との信號を発したかのようだ」と指摘した。

記事によると、浙江省杭州市にある阿里巴巴本部ではマハティール首相が最も関心を示したモバイル決済について、馬雲(yún)（ジャック?マー）會長自らスマートフォンを取り出し、詳しい説明を行ったそうだ。同首相は一連の説明を聞いた後、「あなた方とイノベーションの考えを共有することをお願いしたい」との感想を口にしたという。

一方、吉利汽車はマハティール首相が前の任期で設(shè)立を推進(jìn)した自動車メーカー?プロトンの株式49．9％を昨年6月に取得。吉利を訪れた同首相は「プロトンが誕生した時、まだ吉利集団は出現(xiàn)していなかった」「品質(zhì)、生産力で吉利はすでにわれわれを追い抜いている。プロトンは吉利集団との協(xié)力からメリットを得られると考えている」と発言したという。

記事はまた、杭州での日程を終えたマハティール首相が中國高速鉄道を體験するために急きょ移動の調(diào)整を行ったことを取り上げたほか、「5日間の中國訪問でマハティール氏が中國企業(yè)と頻繁に交流するのは『中國企業(yè)と中國資本にマレーシアは門を大きく広げている』との信號を送るため。ただ、マハティール氏が歓迎するのは自身の基準(zhǔn)に合致した、マレーシアにとって有利な投資、協(xié)力だ」との分析があることを紹介。中國社會科學(xué)院の研究者から「インフラや伝統(tǒng)的な協(xié)力のほか、マレーシアは中國に続いて電子商取引、人工知能、ビッグデータなどで急速な発展を遂げることを希望している」との指摘が出たことも報じている。（翻訳?編集/野谷）