2018年8月23日、米華字メディア?多維新聞は、「政治的要素が主導(dǎo)、高速鉄道めぐる日中の爭(zhēng)いはどこへ向かうのか」と題する記事を掲載した。

記事はまず、中國(guó)による高速鉄道輸出が近年、順調(diào)に進(jìn)んでいないことを指摘し、日本との競(jìng)爭(zhēng)が中國(guó)高速鉄道の輸出に影響を及ぼしているとの認(rèn)識(shí)を示す?！溉毡兢蟻唤y(tǒng)的な高速鉄道強(qiáng)國(guó)で、その輸出は安倍政権の経済成長(zhǎng)戦略の重要な柱だ」と続け、「アジアをはじめとする世界各地で高速鉄道市場(chǎng)が拡大する中、日本が関連技術(shù)?サービスをそこに提供することは日本経済を奮い立たせるだけでなく、地政學(xué)的戦略の意味合いも持つ」と主張。現(xiàn)在、世界の高速鉄道プロジェクトのほとんどが東南アジアをはじめとするアジアに集中している點(diǎn)を挙げ、東南アジアに日中の熱い視線(xiàn)が注がれていることを説明する。

そして、「経済的要素の他に日中の競(jìng)爭(zhēng)を主導(dǎo)しているのは政治的要素」とし、「両國(guó)は損を出してまで受注を奪おうとしている」と指摘?！钢袊?guó)の経済成長(zhǎng)や総合國(guó)力の増強(qiáng)に『戦略上の不安』を抱いた日本は中國(guó)に懸念を持つ東南アジア諸國(guó)を抱き込み、一體となって中國(guó)に対抗することを願(yuàn)っている」と述べ、中國(guó)については「『一帯一路』沿線(xiàn)國(guó)の高速鉄道事業(yè)を獲得できれば、関連國(guó)と中國(guó)との関係は深まり、中國(guó)の影響力も増す。中國(guó)にはより多くの資源と経済的利益がもたらされる」と分析する。

記事はまた、「日本政府は高速鉄道輸出のほか、生産能力や管理レベルの強(qiáng)みをもとに、対外的に関連事業(yè)での協(xié)力を模索している。周辺國(guó)とともに中國(guó)を封じ込め、日本の政治?経済大國(guó)としての存在感を強(qiáng)固にするためだ。これも日中が激しい競(jìng)爭(zhēng)を繰り広げるカギ的要素となっている」とした上で、「しかし、政治レベルであれ、経済レベルであれ、日中の競(jìng)爭(zhēng)で最終的に利益を得るのは第3國(guó)」と説明。

記事は「日中もこの問(wèn)題に気付いている。損を顧みない競(jìng)爭(zhēng)は最終的に両國(guó)の利益を害することにつながる」「李克強(qiáng)（リー?カーチアン）首相が今年5月に日本訪(fǎng)問(wèn)した際、両國(guó)はアジアのインフラ建設(shè)での協(xié)力を推進(jìn)するために、官民による?yún)f(xié)議の枠組みを設(shè)けることを確認(rèn)した」と指摘し、最後は「海外の高速鉄道をめぐる日中の競(jìng)爭(zhēng)は続いているが、『損を出してまで競(jìng)爭(zhēng)に勝つ』という時(shí)代は終わった。日中関係の改善に伴い、両國(guó)がタッグを組んで入札に參加することだって可能性がないとは言えない」との言葉で締めくくっている。（翻訳?編集/野谷）