2012年8月8日、廬山（ろざん）は山水を謳う詩歌のゆりかごである。その獨(dú)特な姿に、歴代の詩人や文人墨客が魅了されてきた。李白（りはく）だけでなく、陶淵明（とうえんめい）、白居易（はくきょい）、蘇軾（そしょく）などの有名な詩人が廬山を巡って多くの傑作を編んだ。漢詩を詠みながら、名詩人が描寫した山水の美しさを體験しよう。

【その他の寫真】

廬山の瀑布を望む

日は香爐を照らして紫煙を生ず、

遙かに看る瀑布の前川に掛かるを。

飛流直下 三千尺、

疑うらくは是れ銀河の九天より落つるかと

李白の七言絶句である?！溉展猡銧t峰を照らすと、紫のかすみが立ち、非常に美しい。遙かな滝が長い川を垂らしたように見える。三千尺ほど飛ぶような流れがまっすぐ落ちているのは、天の川が天空から落ちてくるかのようである」というように廬山の美しさをいきいきと描寫した。

廬山は江西省にあり、國內(nèi)で有名な観光地と避暑地である?！复荷饯蠅簸稳绀?夏山は滴の如く 秋山は酔の如く 冬山は玉の如し」と言われ、まるで天然の山水畫のようだとされる。また、廬山の地質(zhì)構(gòu)造は複雑で、地殻変動(dòng)によって斷層になっており、険しい峰々を雲(yún)に覆われているさまが美しい。中國語で「雄」「奇」「険」「秀」の四文字がふさわしい形容と言われている。

湖?橋?あづまや?築山が一體となる公園「花経（かけい）」、5人の老人が話し合っているかのように並び立つ五つの峰「五老峰（ごろうほう）」、天橋?人頭石?錦繍峰など諸名勝がある谷「錦繍谷（きんしゅうだに）」などは見逃せない自然観光スポットである。天候によっては山から霧雲(yún)、雲(yún)海が見える場合もある。

清代（1636?1912年）から避暑や療養(yǎng)地として利用されていたため、歐米の宣教師や商人、要人らがここに公館や別荘を建て、現(xiàn)在もヨーロッパ風(fēng)の別荘が険しい山中に立ち並んでいる。また、蔣介石夫婦の「美廬」という別荘は優(yōu)雅な造形が大自然と融け合い、個(gè)性的な風(fēng)格を持っている。観光客はそれぞれに様式の異なる建築が楽しめるとともに、中國の伝統(tǒng)的な庭園蕓術(shù)の美も楽しめる?

廬山は中國の他の名山と同様、宗教文化と縁が深い。頂（いただき）には現(xiàn)在でも仏教?道教?イスラム教?カトリックの寺廟や教會(huì)があり、幾多の宗教が共存するという珍しい現(xiàn)象が見られる。

名産物と言えば、“三石料理（石鶏→石カエル、石耳→イワタケ、石魚→じゃこのような小魚）”をお?jiǎng)幛幛工?。そして、濕潤な高山気候に恵まれた廬山のお茶も有名である。霧がよくかかるので味がよい。緑茶で作られたお餅もお?jiǎng)幛幛扦ⅳ搿?/p>

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