2018年8月21日、毅然とした態(tài)度で臺(tái)灣との友好関係を維持するパラオについて、米華字メディア?多維新聞は「いずれ斷交の列に加わる可能性がある」と指摘する記事を掲載した。

臺(tái)灣外交部は21日、エルサルバドルとの國(guó)交斷絶を発表した。一方、中國(guó)は北京で同國(guó)との外交関係樹立に関する共同聲明に調(diào)印した。臺(tái)灣が現(xiàn)在の蔡英文（ツァイ?インウェン）政権下で友好國(guó)を5カ國(guó)失う中、臺(tái)灣寄りの立場(chǎng)を取るパラオの動(dòng)きが注目されるが、記事によると、パラオも政権交代後に中國(guó)に接近する可能性があるという。

記事は「17年末、パラオは臺(tái)灣との斷交を望まなかったため、中國(guó)の『非合法的旅行目的地』に列せられた」などと説明し、パラオを訪れる旅行者が激減するも、トミー?レメンゲサウ大統(tǒng)領(lǐng)が「臺(tái)灣との斷交という方法で中國(guó)の歓心を買うことはない」との考えを示したことを指摘。だが、同國(guó)のジョンソン?トリビオン前大統(tǒng)領(lǐng)は以前、「中國(guó)に投資の意思があるならその資金をパラオに注入させるべき。政治上の結(jié)果ではなく、経済効果と利益からより多くのことを考えねばならない」と語(yǔ)っており、21年の現(xiàn)大統(tǒng)領(lǐng)退任後に後を引き継ぐと見られているスランゲル?ウィップス?ジュニア議員の當(dāng)選が実現(xiàn)すれば、中國(guó)と再び話し合いを行う可能性もあるという。

記事はまた、パラオの外交官から「中國(guó)の経済界は次期政府がパラオと中國(guó)の関係を改善することを期待している」との聲が出たことも説明。このほか、「パラオなど太平洋の島しょ國(guó)と米國(guó)には特殊な外交関係がある」とし、「米國(guó)はパラオに24年まで資金、防衛(wèi)援助を継続することを決めたが、援助の延長(zhǎng)については発表していない。雙方の合意が終わりを迎え、中國(guó)の『一帯一路』計(jì)畫がパラオまで延伸されるかどうかは、現(xiàn)地にとっては資金の出所に関わる重要な問題なのだ」とも指摘している。（翻訳?編集/野谷）