2012年8月8日、米誌アトランティックは「中國(guó)で卓球が國(guó)民的スポーツではなくなろうとしている」と論じた記事を掲載した。10日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

國(guó)際社會(huì)の仲間入りを果たし、以前ほど孤立した存在ではなくなった中國(guó)だが、それと引き換えるような形で「卓球離れ」が進(jìn)んでいるようだ。毛沢東時(shí)代の「ピンポン外交」で名をはせたこの國(guó)民的スポーツは中國(guó)が臺(tái)頭するずっと前から、中國(guó)人にとって民族の誇りだった。米國(guó)人にとってのスーパーボウルのような存在だ。

だが、最近は若者を中心に國(guó)民の興味の対象が歐米のスポーツに移行しつつある。「中國(guó)はもはや國(guó)際社會(huì)の脇役ではなくなった。それなのになぜ、あんな脇役のスポーツに注目しなければならないのか？」ということらしい。

卓球は中國(guó)の歴史にとって象徴的な存在でもあった。第2次大戦後、屈辱の中から這い上がろうとしていた中國(guó)は“帝國(guó)主義列強(qiáng)”からこのスポーツを?qū)搿￥饯筏?959年、國(guó)際試合で日本を破り、世界一の座に輝くのである。これは中國(guó)を侵略し殘虐の限りを盡くした日本の帝國(guó)主義に対する復(fù)讐を果たしたのと同じであった。

このほか、中國(guó)の卓球史上で最も有名な逸話は、1971年に名古屋で開催された第31回世界卓球選手権に參加した米國(guó)のグレン?コーワンに中國(guó)の荘則棟（ジュアン?ザードン）が話しかけた瞬間だろう。中國(guó)人は老若男女問(wèn)わず、卓球が大好きだった。コンクリートの臺(tái)にネット代わりのレンガが置かれた「卓球臺(tái)」が街のあちこちにあった。周りには常にたくさんの人があふれていた。

ところが、2008年の北京五輪以降、卓球人気が急速に下がっている。世界卓球選手権のテレビ視聴率は2007年には5％を超えていたのが、2009年にはわずか0．5％にまで落ちた?！缸壳蛑芯@は、1953年のテレビドラマを見ているようでつまらない」と発言するコラムニストも現(xiàn)れた。中國(guó)版ツイッターでは、卓球は「孤獨(dú)な國(guó)技」と呼ばれている。

どうやら中國(guó)で卓球は「國(guó)民的スポーツ」の座から陥落し、単なる「年寄りの老後の楽しみ」とみなされつつあるようだ。（翻訳?編集/NN）