中華民國(guó)（臺(tái)灣）國(guó)防部は23日午前、1958年の同日に発生した金門砲戦（823戦役）の60周年記念式典を金門島內(nèi)で行った。同式典で厳徳（イエン?ダー）國(guó)防相は「敵の善意によって平和が構(gòu)築されることは絶対にない」などと述べた。臺(tái)灣政府が刊行する青年日?qǐng)?bào)が伝えた。

中華民國(guó)國(guó)防部の厳徳部長(zhǎng)（國(guó)防相）は式典で、「60年來國(guó)民は自由と民主を享受している。このような生活にあたって、必ずや823戦役で犠牲となった軍民同法を思い出さねばならない。さらに、実力があってこそ安全、戦いへの準(zhǔn)備があってこそ戦いを止められることを思わねばならない。特に、敵の善意によって平和が構(gòu)築されることは絶対にないと銘記せねばならない」などと述べた。

記念活動(dòng)には、臺(tái)灣の陸?？哲姢嗡玖罟伽涞卦问组L(zhǎng)、金門砲戦に參加した退役兵や遺族も出席し、慰霊碑に獻(xiàn)花して黙禱を捧げた。中華民國(guó)側(cè)は金門砲戦で440人余りが死傷したとされる。當(dāng)時(shí)の中華民國(guó)軍金門島防衛(wèi)司令部の吉星文、趙家驤、章傑の3副司令官も戦死した。

金門島は福建省泉州市沖2キロメートルほどにある島で、実際には大金門島、小金門島など12の島で構(gòu)成される。総面積は約150平方キロメートル。中國(guó)國(guó)民黨が共産黨との戦いに敗れ臺(tái)灣に撤退した後も、國(guó)民黨軍は福建省に屬する金門島の占拠を続けた。1949年10月下旬には、中國(guó)人民解放軍が金門島の奪取を狙い上陸作戦を決行したが失敗した。

國(guó)民黨側(cè)が臺(tái)灣以外に実効支配を続けた地域としては、金門島と同じく福建省に屬する馬祖列島がある。國(guó)民黨指導(dǎo)者の蔣介石は、支配地域が「臺(tái)灣省」だけに限定されたのでは、中華民國(guó)が地方政権になってしまうと考え、金門島と馬祖列島の「死守」を命じたとされる。

中國(guó)人民解放軍は金門島の奪取を狙い、1958年に同島の軍事施設(shè)や交通機(jī)関などを標(biāo)的に、猛烈な砲撃を開始した。戦闘開始2時(shí)間で4萬発、1日で5萬7000発の砲弾が撃ち込まれたという。砲撃戦だけでなく、臺(tái)灣本島から金門島への補(bǔ)給を解放軍側(cè)が阻止しようとしたため海戦も発生。さらに制空権を巡り雙方の戦闘機(jī)による空戦も発生した。

雙方が発表した戦況には食い違いが大きく、それぞれが自軍の被害を少なく、敵の被害を誇大に、數(shù)字を露骨に操作して発表したとされる。しかし結(jié)果から見れば、解放軍の金門島進(jìn)出を阻止したことで、同戦闘は中華民國(guó)側(cè)の勝利に終わったと言える。また、中華民國(guó)側(cè)は対岸の大陸部の砲兵陣地を砲撃し、大きな被害を與えたとされる。

中國(guó)側(cè)は10月5日に一方的に戦闘の終結(jié)を宣言。その後、毎週月?水?金曜日だけに無人の山中を狙って散発的に砲撃する「象徴的な攻撃」を続けた。最終的に米中國(guó)交が成立した1979年1月1日に、砲撃の中止を発表し、金門砲戦は最終的に停戦した。

一連の砲戦で金門島に打ち込まれた砲弾は47萬発に達(dá)した。砲弾には非常に硬い鋼が使われており、金門島住民は不発弾を利用して包丁を作るようになった。同包丁は「金門菜刀」と呼ばれ金門島の名物になった。

なお、厳國(guó)防部長(zhǎng)は金門砲戦の記念式典で、「60年來國(guó)民は自由と民主を享受してきた」と述べたが、臺(tái)灣では1947年から87年まで戒厳狀態(tài)にあり、國(guó)民黨が反體制派と見なす人物を投獄?処刑しつづけた（白色テロ）。したがって、臺(tái)灣人が自由と民主を60年にわたり享受したという言い方は正しくない。（翻訳?編集/如月隼人）