臺(tái)灣で來(lái)年度（臺(tái)灣の學(xué)年度は8月1日～翌年7月31日）から実施予定の小中高の社會(huì)科の學(xué)習(xí)指導(dǎo)要領(lǐng)づくりが進(jìn)められている。歴史教育で「脫中國(guó)化」を目指す內(nèi)容で、野黨?國(guó)民黨は中國(guó)的要素を排除しようとしていると反発。臺(tái)灣に初めて設(shè)置された慰安婦像をめぐっても、與黨?民進(jìn)黨との対立が深まっている。

臺(tái)灣メディアによると、教育部（教育?。─?3日に行った審議會(huì)議で、まず高校の歴史科について、歴史上の出來(lái)事を年代別にまとめる指導(dǎo)方針から、テーマ別のアプローチに変更する方針が固まった。これまで獨(dú)立していた中國(guó)史は東アジア史と関連させて扱われることになる。

今回の指導(dǎo)要領(lǐng)の改訂について、教育部は従來(lái)の一つの地域に焦點(diǎn)を當(dāng)てた歴史學(xué)習(xí)から脫卻し、「中國(guó)と東南アジア」「臺(tái)灣と世界」など地域間の交流を重視する方針に転換する立場(chǎng)を明らかにしている。児童?生徒が國(guó)際的な視野で歴史を捉えられるようにする狙いという。

これに対し、國(guó)民黨立法院黨団（議員団）の曽銘宗書記長(zhǎng)は「政府の政治的な目的は明らかであり、新しい指導(dǎo)要領(lǐng)案は両岸関係の安定した発展の助けにならない」として、抗議の意を示した。曽氏書記長(zhǎng)中學(xué)の新指導(dǎo)要領(lǐng)案では、國(guó)民黨政権が市民を弾圧した1947年の「2?28事件」などに觸れている一方、日本統(tǒng)治時(shí)代の臺(tái)灣原住民（先住民）による抗日蜂起や慰安婦に関する內(nèi)容が軽視されているとも訴えた。

中國(guó)史を東アジア史の一部として扱うことに関しては、大陸側(cè)も反発。中國(guó)の対臺(tái)灣政策を擔(dān)當(dāng)する國(guó)務(wù)院臺(tái)灣事務(wù)弁公室の馬暁光報(bào)道官は、今回の改訂は臺(tái)灣獨(dú)立派による両岸の分裂を狙った行為だと非難し、「両岸は同じく一つの中國(guó)に屬する」との立場(chǎng)を改めて表明した。

一方、南部の臺(tái)南市に臺(tái)灣で初めて設(shè)置された慰安婦像をめぐっても、民進(jìn)、國(guó)民両黨の対立が顕在化している。國(guó)民黨は設(shè)置を積極的に後押ししており、除幕式に參列した馬英九前総統(tǒng)は、日本政府に対し「正式な賠償と謝罪」を求めた。第2次世界大戦中、中國(guó)大陸で日本と戦った國(guó)民黨は、日本の戦爭(zhēng)責(zé)任をめぐり厳格な姿勢(shì)を取っている。

臺(tái)南市は親日的な土地柄で民進(jìn)黨の地盤だ。臺(tái)南市政府（市役所）は「すべてが國(guó)民黨の政治活動(dòng)だ」と批判。民進(jìn)黨臺(tái)南支部の蔡麗青執(zhí)行長(zhǎng)は、馬氏が総統(tǒng)在任中に慰安婦像を設(shè)置しなかったのは外交上の考えがあったからで、「慰安婦問題は黨派を問わず共に向き合うべきで、これらの強(qiáng)くて偉大な女性たちが消費(fèi)されることはあってはならない」などと主張した。（編集/日向）