Record China 2018年8月25日(土) 20時50分
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臺灣で歴史教育の「脫中國化」を目指す取り組みが始まっている。野黨?國民黨は中國的要素を排除しようとしていると反発。臺灣に初めて設(shè)置された慰安婦像をめぐっても、與黨?民進黨との対立が深まっている。寫真は臺北市中心部にある自由広場。
臺灣で來年度(臺灣の學(xué)年度は8月1日~翌年7月31日)から実施予定の小中高の社會科の學(xué)習(xí)指導(dǎo)要領(lǐng)づくりが進められている。歴史教育で「脫中國化」を目指す內(nèi)容で、野黨?國民黨は中國的要素を排除しようとしていると反発。臺灣に初めて設(shè)置された慰安婦像をめぐっても、與黨?民進黨との対立が深まっている。
臺灣メディアによると、教育部(教育?。─?3日に行った審議會議で、まず高校の歴史科について、歴史上の出來事を年代別にまとめる指導(dǎo)方針から、テーマ別のアプローチに変更する方針が固まった。これまで獨立していた中國史は東アジア史と関連させて扱われることになる。
今回の指導(dǎo)要領(lǐng)の改訂について、教育部は従來の一つの地域に焦點を當てた歴史學(xué)習(xí)から脫卻し、「中國と東南アジア」「臺灣と世界」など地域間の交流を重視する方針に転換する立場を明らかにしている。児童?生徒が國際的な視野で歴史を捉えられるようにする狙いという。
これに対し、國民黨立法院黨団(議員団)の曽銘宗書記長は「政府の政治的な目的は明らかであり、新しい指導(dǎo)要領(lǐng)案は両岸関係の安定した発展の助けにならない」として、抗議の意を示した。曽氏書記長中學(xué)の新指導(dǎo)要領(lǐng)案では、國民黨政権が市民を弾圧した1947年の「2?28事件」などに觸れている一方、日本統(tǒng)治時代の臺灣原住民(先住民)による抗日蜂起や慰安婦に関する內(nèi)容が軽視されているとも訴えた。
中國史を東アジア史の一部として扱うことに関しては、大陸側(cè)も反発。中國の対臺灣政策を擔(dān)當する國務(wù)院臺灣事務(wù)弁公室の馬暁光報道官は、今回の改訂は臺灣獨立派による両岸の分裂を狙った行為だと非難し、「両岸は同じく一つの中國に屬する」との立場を改めて表明した。
一方、南部の臺南市に臺灣で初めて設(shè)置された慰安婦像をめぐっても、民進、國民両黨の対立が顕在化している。國民黨は設(shè)置を積極的に後押ししており、除幕式に參列した馬英九前総統(tǒng)は、日本政府に対し「正式な賠償と謝罪」を求めた。第2次世界大戦中、中國大陸で日本と戦った國民黨は、日本の戦爭責(zé)任をめぐり厳格な姿勢を取っている。
臺南市は親日的な土地柄で民進黨の地盤だ。臺南市政府(市役所)は「すべてが國民黨の政治活動だ」と批判。民進黨臺南支部の蔡麗青執(zhí)行長は、馬氏が総統(tǒng)在任中に慰安婦像を設(shè)置しなかったのは外交上の考えがあったからで、「慰安婦問題は黨派を問わず共に向き合うべきで、これらの強くて偉大な女性たちが消費されることはあってはならない」などと主張した。(編集/日向)
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