中國(guó)政府生態(tài)環(huán)境部は23日、2018年上半期（1～6月）分として、最低基準(zhǔn)を満たさない水質(zhì)の地表水が確認(rèn)された市（地級(jí)市級(jí)行政區(qū)）の一覧を発表した。第1四半期（1～3月）終了時(shí)には73市だったが、上半期終了時(shí)には39市に減った。生態(tài)環(huán)境部は39市について「年度目標(biāo)を達(dá)成するは困難」との見方を示した?！傅丶?jí)市」とは省の一つ下に置かれる行政區(qū)分。數(shù)としては少ないが、省の一つ下に置かれる「地區(qū)」などと呼ばれる行政區(qū)も「地級(jí)市級(jí)行政區(qū)」として扱われる。

中國(guó)では地表水の利用について、1類から5類までの分類を設(shè)けて用途を指定している。水質(zhì)が最も高い1類は「（水道）水源として主に使う水。國(guó)家自然保護(hù)區(qū)の水」で、5類は「農(nóng)業(yè)用水として主に使う水。一般的な景観に求められる水」だ。5類以下の水質(zhì)の場(chǎng)合には「劣5類」と呼ばれ「使い道のない水」とされる。

それとは別に、生活飲用水の基準(zhǔn)などを定めており、基準(zhǔn)を満たさなかった水は超標(biāo)（チャオビャオ＝基準(zhǔn)オーバー）と呼ばれている。生態(tài)環(huán)境部は劣5類または超標(biāo)とされた地表水が確認(rèn)された市を発表した。

39市のうち、水質(zhì)が特に悪かった市としては、鞍山（遼寧省）、四平（吉林?。?、盤錦（遼寧?。⒈６ǎê颖笔。㈤L(zhǎng)春（吉林?。?、瀋陽（遼寧省）、大同（山西省）、ハルビン（黒龍江?。?、昆明（雲(yún)南?。?、チチハル（黒龍江?。─?0市を挙げた。うち7市は東北3省の市だった。また、チチハル市は第1四半期終了時(shí)には最低基準(zhǔn)を満たさなかった市に含まれていなかったが、上半期終了時(shí)點(diǎn)では改めて含められた。チチハル市を含め8市が、上半期終了時(shí)點(diǎn)では改めて最低基準(zhǔn)を満たさなかった市に加えられた。各地における水質(zhì)改善の成果には「行きつ戻りつ」する面があるようだ。

省別で、最低基準(zhǔn)を満たさない市が最も多かったのは遼寧省で、省內(nèi)14市のうち8市で最低基準(zhǔn)を満たさない地表水が確認(rèn)された。（翻訳?編集/如月隼人）