2012年8月16日、中國(guó)のジャーナリスト、王錦思（ワン?ジンスー）氏は「日本は釣魚島（日本名?尖閣諸島）に上陸した活動(dòng)家たちをどう処遇するのだろうか？」と題した記事を中國(guó)のブログサイトに掲載した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

香港の活動(dòng)家団體「香港保釣行動(dòng)委員會(huì)」の活動(dòng)家が15日、尖閣諸島の魚釣島に上陸、先に上陸していた沖縄県警に入管難民法違反の現(xiàn)行犯で逮捕された。中國(guó)人による魚釣島上陸は10數(shù)年ぶりと報(bào)じられているが、実は2004年にも中國(guó)本土の活動(dòng)家が上陸に成功している。

では、日本は當(dāng)時(shí)、活動(dòng)家たちをどう処遇したのか。2004年3月24日早朝、中國(guó)本土の活動(dòng)家7人が尖閣諸島に上陸、日本の警察に入管難民法の現(xiàn)行犯で逮捕された。これに対し、當(dāng)時(shí)の戴秉國(guó)（ダイ?ビングオ）外交部副部長(zhǎng)は日本側(cè)に「無條件で釈放しなければ、両國(guó)関係は大変なことになる。その責(zé)任は日本側(cè)が負(fù)擔(dān)すべきだ」と迫った。これが奏功し、7人は26日晩、中國(guó)東方航空機(jī)で無事帰國(guó)の途についた。

2010年9月には尖閣諸島沖で中國(guó)漁船が海上保安庁の巡視船に衝突し、福建省出身の船長(zhǎng)が逮捕された。そして、17日間の拘留の後、無事帰國(guó)。2012年3月、日本側(cè)は船長(zhǎng)を強(qiáng)制起訴したが、結(jié)局は公訴棄卻となった。では、今回はどうなるのか。野田首相は「法令にのっとり、厳正に対処する」と述べたほか、國(guó)民からも「厳しく処罰すべき」との聲が上がっている。

では、日本は本當(dāng)に「法令にのっとり、厳正に対処」するのだろうか？その出方次第で、日本側(cè)が日中関係をどれほど重視しているのかが分かるだろう。來月は國(guó)交正?；?0周年。日本にとって中國(guó)の重要性はますます高まっている。內(nèi)憂外患の野田內(nèi)閣も衝突事件の時(shí)のようなゴタゴタは避けたいところだろう。

日本側(cè)は恐らく2004年の時(shí)のように速やかに釈放するのではないだろうか。もちろん、今回は厳罰に処すという可能性もなくはない。だが、それがどんな結(jié)果を招くのか分かっているのだろうか。それは日本側(cè)にはとても手におえるようなものではない、と筆者は考える。（翻訳?編集/NN）

●王錦思（ワン?ジンスー）

吉林省出身、北京在住のジャーナリスト。北京大學(xué)でメディア學(xué)を?qū)煿?。日中歴史問題や抗日戦爭(zhēng)史を研究課題としている。著書に「日本行、中國(guó)更行」。11年3月に日本で「中國(guó)『反日』活動(dòng)家の証言」を出版。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。