2012年8月15日、中國(guó)には漢民族をはじめとした合計(jì)56の民族があり、各民族の伝統(tǒng)、文化、習(xí)慣がそれぞれ異なっている。さまざまな少數(shù)民族固有の文化に觸れることも中國(guó)観光の楽しみだと言えよう。今回は花の國(guó)、雲(yún)南の地に住む少數(shù)民族をご紹介する。

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雲(yún)南省には26の民族が暮らしている。総人口の約3分の1が少數(shù)民族で、雲(yún)南は少數(shù)民族の寶庫(kù)と呼ばれ、多彩な文化を誇っている。

■タイ族

タイ族は悠久の歴史を持つ少數(shù)民族であり、主にシーサンバンナ?タイ族自治州、徳宏タイ族チンプオ族自治州などに住んでいる。1000年以上にさかのぼる古い文獻(xiàn)、獨(dú)自の暦や多彩な音楽と踴りの文化があり、獨(dú)特な風(fēng)情を存分に放っている。

タイ族の一番盛大な祭りは水かけ祭りである。毎年4月中旬、タイ暦の正月に行われる。厄除けを祈願(yuàn)したり、祝福しあったりし、互いに清らかな水をかけあう。ほかには綉球（絹リボンでこしらえた球形の飾り）投げ、花火大會(huì)、ドラゴンボートレースなどの行事がある。祭りの音が街のあちこちに響き、シーサンバンナや徳宏は歓喜の海となる。この時(shí)期は國(guó)內(nèi)外の観光客が押し寄せ、非常ににぎわう。

■イ族

中國(guó)の少數(shù)民族としては、イ族は比較的人口が多く、居住範(fàn)囲が広く、長(zhǎng)い歴史を持つ少數(shù)民族である。イ族には密枝節(jié)、イ歴節(jié)などお祭りが多い。松明（たいまつ）祭りはその代表的な祭りと言えよう。

舊暦の6月24?25日、雲(yún)南省內(nèi)の石林イ族自治県、楚雄イ族自治州などでは10萬(wàn)人ほどのイ族が集まって松明祭りを祝い、伝統(tǒng)的な舞踏、闘牛、格闘技を行ったりすることで大いに湧き立つ。祭りの前、広場(chǎng)の真ん中に高さ約3mほどの大きな松明が立てられ、その周りに小さい松明があしらわれる。祭り當(dāng)日の朝から人々は広場(chǎng)に集まり、勇ましい闘牛式や格闘技が行われる。

夜に松明行列を見ると、まるで炎の龍のようで極めて壯観である。9時(shí)ごろに大松明が照らされ、美しい民族衣裝を著た村民らが松明を囲んで情熱的な舞いを踴りはじめ、広場(chǎng)が祭りのバラダイスになる。

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