2012年8月19日、香港の民間活動家による尖閣上陸問題に端を発して反日デモが拡大している中國。広東省深セン市の日本料理店はそのとばっちりを受け、暴徒化したデモ參加者に店內(nèi)を荒らされたが、そのオーナーが「わたしも愛國者ですから」と、加害者への賠償を申し出ないとの意向を明らかにした。

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被害にあった店舗は中國人が経営する市內(nèi)の鉄板焼き店。通常営業(yè)していた店內(nèi)にデモの參加者が亂入し、店內(nèi)を破壊されるなどの被害に遭った。従業(yè)員は無事。しかし、損害額は10萬元（約125萬円）に上るという。

オーナーの謝（シエ）さんは、「デモを事前に知っていれば當(dāng)日は営業(yè)しなかったのに」とこぼす。前年には東日本大震災(zāi)に伴う原発事故の余波で閑古鳥が鳴いた。やむなく店名から「日本」の2文字を消すことでなんとか営業(yè)を続けてきたが、今回の事態(tài)はまさに泣き面に蜂。それでも、「わたしも愛國者ですから」と加害者への賠償を申し出ない方針だ。ただ、「尖閣諸島の領(lǐng)有権主張にはわたしも賛成です。しかし、それを主張するならば、ほかにももっと冷靜な手段があるはず。これではただの暴動だ」と意見を述べた。

同市內(nèi)ではこの日、日系スーパーのジャスコも一時営業(yè)停止に追い込まれている。ただし香港紙?明報の記者が取材したところ、市內(nèi)の回転壽司?牛丼?ラーメンなどの飲食チェーンは通常通り営業(yè)しており、客の入りも良好だったようだ。(翻訳?編集/愛玉)