2012年8月20日、尖閣諸島（中國名?釣魚島）をめぐり日本との対立を深める中國で、同じく領(lǐng)土問題を抱えるロシア、韓國の強硬姿勢を?qū)Wぶべきとの世論が高まる中、中國のニュースサイト?華聲在線は「実効支配している両國とは立場が違う」と指摘している。

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ロシアのメドベージェフ首相が7月3日、北方領(lǐng)土の國後島を訪問し、「ロシア領(lǐng)土の重要な一部」と強調(diào)。これに続き、韓國の李明博（イ?ミョンバク）大統(tǒng)領(lǐng)が今月10日、竹島（韓國名?獨島）に上陸。こうした強硬姿勢をとる両國と中國が手を組めば、日本を「四面楚歌」にできる、との論調(diào)が中國で高まっている。

これに対し、記事は「多くの人が見逃しているようだが、この3つの領(lǐng)土問題の共通點は実効支配している側(cè)が優(yōu)勢だということだ」と指摘。つまり、実効支配側(cè)ではない中國はそもそもロシア、韓國とは前提が違うため、両國の強硬姿勢をどんなに學(xué)んでもそれを生かせるかどうかは分からないというもの。

これと同時に中國?ロシア?韓國によるいわゆる「対日戦略連盟」構(gòu)想は単なる妄想にすぎないと指摘。こうした「連盟」を?qū)g現(xiàn)させるにはまず、日露、日韓の両領(lǐng)土問題における中國の中立姿勢を改め、これと引き換えにロシア、韓國にも尖閣問題における中立な立場を放棄してもらう必要がある。

だが、そんなことをすれば、中國が抱える別の領(lǐng)土問題で多くの國が中立を放棄して中國を敵に回す可能性が出てくる。これら領(lǐng)土紛爭の國際化が進めば、中國が不利な狀況に陥ることは明らか。しかも、日露、日韓ともにいかなる武力衝突も起きておらず、各國政府とも慎重な姿勢を保っている。今すぐどうこうしようという勢いではない。

さらに、日米韓軍事同盟の実現(xiàn)は難しいかもしれないが、日米、米韓の関係が機能している以上、中國とロシアに対するけん制になっていることは爭う余地のない事実。その上で、中國は日本の危機に喜んでいる場合ではなく、自らも黃海、南シナ海、東シナ海で危機を抱えていることを忘れるべきではない、と警鐘を鳴らしている。（翻訳?編集/NN）