2012年8月22日、18年にわたる交渉を経て、ロシアが世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）に正式加盟した。ロシアの加盟によりWTO加盟國(guó)?地域の貿(mào)易額は世界全體の97％をカバーすることになる。中國(guó)?毎日経済新聞が伝えた。

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中國(guó)とロシアの貿(mào)易も新たなステージに突入する。環(huán)球市場(chǎng)集団（グローバル?マーケット?グループ）の魏濤（ウェイ?タオ）マーケティング?ディレクターは、「歐米市場(chǎng)に比べロシア市場(chǎng)は空白が多く、許容性が高いため、様々な商品の市場(chǎng)を見つけ出すことができる」と語(yǔ)った。

2011年、中國(guó)からロシアへの輸出は31．4％増加し、主要輸出國(guó)のうち最大の伸び幅を見せた。中ロは昨年6月、2015年までに中ロの貿(mào)易額を1000億ドル（約8兆円）、2020年には2000億ドル（約16兆円）にするという目標(biāo)で合意している。

従來、中國(guó)製品をロシアに輸出するには複雑な通関手続きを回避するために輸入代理業(yè)者を通じた「グレー通関」と呼ばれる手続きを経ることが多かった。輸出コストを抑えることができる一方、違法行為として扱われ、現(xiàn)地勢(shì)力による脅迫にさらされるリスクもあった。

2000年にロシア進(jìn)出した中國(guó)ブランドの波司登も、正規(guī)の輸出によるコスト高のために競(jìng)爭(zhēng)力をそがれ、ロシア市場(chǎng)での地位確立に苦戦してきた。WTO加盟による通関手続の透明化がロシアの市場(chǎng)環(huán)境の成熟を後押しするとみられているが、グレー通関に比較してコストが高くなり、価格競(jìng)爭(zhēng)力に影響するという見方もある。

魏氏は「中國(guó)のメーカーは、ブランディングやマーケティング戦略などによって中國(guó)製品の競(jìng)爭(zhēng)力を強(qiáng)化し続ける必要がある」と指摘している。だが、今回のロシアの加盟は、ロシアをはじめとする新興市場(chǎng)が中國(guó)製品にとっての「寶島」になる可能性を示している。

WTOとロシアの経済発展省によると、全品目の平均関稅率は現(xiàn)在の10％から7．8％に引き下げられ、農(nóng)産品の平均関稅率は13．2％から10．8％、工業(yè)製品は9．5％から7．3％に引き下げられる。

また、関稅分類品目のうち3分の1以上は加盟日に引き下げられ、4分の1が3年以內(nèi)に目標(biāo)稅率まで引き下げられる。食肉、自動(dòng)車、航空機(jī)などは7?8年かけて引き下げられるが、一部の肉類に関しては引き続き輸入割當(dāng)制度が適用される。

中國(guó)商務(wù)部?國(guó)際貿(mào)易経済合作研究院國(guó)際市場(chǎng)研究部の白明（バイ?ミン）副主任は「優(yōu)れた重化學(xué)工業(yè)の製造システムを有するロシアは、豊富なエネルギー資源も相まって、數(shù)年は世界貿(mào)易での順位を上げていくだろう」とコメントしている。

一方で、ロシアの経済総量はそれほど大きくなく、WTO加盟で世界経済の勢(shì)力図を揺るがすほどのインパクトはないという分析もある。（翻訳?編集/岡本悠馬）