2018年9月2日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、韓國政府がこのほど、性差別的な意識が含まれる家族呼稱を改めていく方針を決定したと報(bào)じた。

韓國?東亜日報(bào)の1日付の報(bào)道によると、韓國女性家族部は8月31日、男女平等の観點(diǎn)から家族制度と文化を改善する內(nèi)容を盛り込んだ「第3次健康家庭基本計(jì)畫（2016～20）」を発表した。

韓國政府は、韓國で夫の弟妹を「トリョンニム（お坊ちゃん）」や「アガシ（お嬢さん）」と高めて呼ぶのに対し、妻の弟妹を下げて呼ぶ慣行について、性差別的な意識が含まれているとして、改善していく方針だ。

女性家族部家族政策課のキム?スクジャ課長は「トリョンニムという用語自體に問題があるのではない。家庭內(nèi)の男女いずれか一方だけを高めて呼ぶことが問題だ」と指摘した。性差別的な意識を含む家族呼稱には、夫の実家や妻の実家を指す言葉も該當(dāng)するという。

政府はこの日の発表で、性差別的な意識を含む家族呼稱の代替となる用語を示さず、今後の公聴會(huì)や討論會(huì)などを通じて意見をまとめる予定だ。女性家族部は「中高年世代では新しい呼稱の使用を望まない人もいる。無理に用語の変更を推進(jìn)するよりも、積極的な広報(bào)を通じて十分な共感を得ていきたい」と語った。

観察者網(wǎng)は、こうした內(nèi)容を伝えた上で、「儒教思想の影響が深い韓國では、性別に対する固定観念が根付き、男女不平等の問題が依然として存在している。これは韓國の職場で特に顕著であり、16年にはある會(huì)社が設(shè)立から60年も既婚の女性従業(yè)員がいないことが暴露されたほか、今年4月には韓國のテレビ局の女性アナウンサーが、眼鏡をかけてニュースを読んだのは初めてだとして注目を集めるということもあった」と伝えている。（翻訳?編集/柳川）