2018年9月4日、人民日報は、中國がアフリカとの協(xié)力に力を入れる本當(dāng)の理由について分析する記事を掲載した。

北京の人民大會堂で開幕した「中國アフリカ協(xié)力フォーラム」首脳會合で習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席は、アフリカの発展支援のために今後3年間をめどに600億ドル（約6兆6000億円）を拠出すると発表した。記事は「こうした支援に、中國國內(nèi)からなぜ中國はアフリカと協(xié)力するのかとの聲が出ている」と紹介した。

この問いについて、中國社會科學(xué)院西アジア?アフリカ研究所情報研究室の王洪一（ワン?ホンイー）主任は、「中國とアフリカの生産能力は相互補完性が非常に強く、アフリカの発展の潛在能力は巨大な市場をもたらす。中國には資本、生産能力、技術(shù)があり、アフリカは工業(yè)化のスタート、資金、就業(yè)、國家経済が『地下から掘ること』に依存した狀態(tài)からの脫卻を必要としている」と分析した。

記事は、「アフリカには原油、マンガン、銅などの豊富な資源があるが、これらの資源は長期にわたって十分には開発されておらず、しかも西側(cè)諸國によって低価格で搾取されている。しかし中國は、より合理的な価格で取引することができる」と主張。王主任は「中國がアフリカから輸入する銅、綿の量は國産よりも多い。中國企業(yè)のアフリカにおける油田プロジェクトは、中國のエネルギー安全にとって大きな助けになっている」と指摘した。

また記事は、「西側(cè)メディアは、西側(cè)政府がこの大陸をほとんど放棄していて、不安定で移民とテロの源とみなしている。しかし、中國はウィンウィンのチャンスを見出しており、2000年には中國とアフリカとの間の貿(mào)易額は100億ドル（約1兆1000億円）に過ぎなかったのが、昨年は1700億ドル（約18兆7000億円）に達した。同時に、中國とアフリカの協(xié)力はアフリカの発展と雇用をもたらしている」と伝えた。

さらに「中國の外交は植民という汚點がなく、中國と西側(cè)諸國との最大の違いは、アフリカに対して平等に接していること」と主張?！附U済面では公平な売買をしており、中國はアフリカで製品資源の加工も援助している。將來、世界中で中國製品だけでなく、アフリカ製品を目にするようになるだろう」と論じている。（翻訳?編集/山中）