北京故宮、養(yǎng)心殿の修繕がスタート

故宮養(yǎng)心殿研究性保護(hù)プロジェクト修繕著工セレモニーが今月3日、北京で開かれた。今回修繕が行われる敷地面積は約7707平方メートルで、建築面積は約2540平方メートル。遵義門內(nèi)の養(yǎng)心殿、工字廊、后殿、梅塢など、文化財(cái)に指定されている13棟の建築物や、付屬の琉璃門、木照壁などが修繕される。プロジェクトは2020年に完了し、その後、人気ドラマ「延禧攻略(Story of Yanxi Palace)」や「如懿伝(Ruyi’s Royal Love in the Palace)」で、帝王の寢宮として何度も登場(chǎng)した宮殿が、本來の狀態(tài)が再現(xiàn)された陳列スタイルで一般公開され、來場(chǎng)者は実際に皇帝が暮らしていた場(chǎng)所に足を踏み入れ、見學(xué)できるようになる。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

清の第5代皇帝?雍正帝の時(shí)代から、養(yǎng)心殿が乾清宮に代わり、皇帝の居室と執(zhí)政の場(chǎng)となった?；实?人がここに住み、執(zhí)政の場(chǎng)として利用した。

2015年12月、故宮は、養(yǎng)心殿研究性保護(hù)プロジェクトを開始し、養(yǎng)心殿の一般公開は中止となった。しかし、修繕作業(yè)は遅々として進(jìn)まなかった。ここ數(shù)年、研究者は33項(xiàng)目の課題研究を?qū)g施し、文化財(cái)の記録や文化財(cái)の移動(dòng)、破損している文化財(cái)の修復(fù)、古い建築物の調(diào)査、測(cè)量?製図、職人の育成?選出などを行っていた。

故宮博物院の単霽翔院長(zhǎng)によると、「今回の養(yǎng)心殿修繕保護(hù)は、故宮の古い建築物の修繕保護(hù)史を見ても大規(guī)模となっている。その理由は、養(yǎng)心殿は、歴史的にも特殊な立場(chǎng)にあり、知名度が高く、影響力も大きいから。また、今回の修繕保護(hù)は、『研究性保護(hù)プロジェクト』に指定されている。それは、故宮の古い建築物の修繕保護(hù)史上で初めてのことだ」という。

修繕後の養(yǎng)心殿の見所は？

養(yǎng)心殿は修繕後に一般開放される時(shí)、本來の狀態(tài)を忠実に再現(xiàn)し、開放範(fàn)囲も以前の30％から80％以上に拡大するという。來場(chǎng)者は本來の狀態(tài)に戻された室內(nèi)を見學(xué)し、建物やその環(huán)境、美術(shù)品などを鑑賞することで、皇帝の暮らしぶりや歴史の息吹を身近に感じることができるようになる。

養(yǎng)心殿の室內(nèi)には文化財(cái)1890點(diǎn)が保管されており、その內(nèi)訳は、書畫類が194點(diǎn)、紡織類が304點(diǎn)、金屬類が約600點(diǎn)、時(shí)計(jì)類が23點(diǎn)となっている。その他、殿外の文化財(cái)には、金屬類18點(diǎn)、石類2點(diǎn)、古樹?名木15本があり、故宮にある文化財(cái)のジャンルのほとんどをカバーしている。

養(yǎng)心殿の主體は、明代の官式建築で、內(nèi)裝には満州民族のコンドル文化が取りこまれているほか、西洋から伝わった絵畫も飾られ、清の宮廷特有のアートスタイル「通景畫」が一般公開されることになる。（編集KN）