ナウルと中國が非難の応酬=ナウル大統(tǒng)領「小國いじめだ」、中國報道官「拙劣な茶番劇」―太平洋諸島フォーラムで

Record China    2018年9月6日(木) 10時20分

拡大

太平洋諸島フォーラムをめぐり、ナウルと中國が激しく衝突した。ナウルのワガ大統(tǒng)領は中國による「小國いじめ」を主張。中國外交部の華春瑩報道官は5日の定例記者會見でナウルの動きを「拙劣な茶番劇」などと非難した。

太平洋の島國ナウルで開催された太平洋諸島フォーラム(PIF)で4日、同國のバロン?ワガ大統(tǒng)領と中國の杜起文(ドゥー?チーウェン)特使が衝突した。きっかけは、杜特使が演説をしていたところ、議長を務めるワガ大統(tǒng)領が「各國首脳が先」として止めたことだった。杜特使は退場。ワガ大統(tǒng)領は「中國は小國をいじめる」などと批判した。中國本國では外交部の華春瑩(ホア?チュンイン)報道官が5日の記者會見でワガ大統(tǒng)領を厳しく非難した。

ナウルは中華民國(臺灣)と國交を保っており、中國との外交関係はない。中國代表とナウル側(cè)の対立は、中國代表の入國時に始まった。ナウル側(cè)は中國と外交関係がないため、一般旅券で入國するよう要求。ワガ大統(tǒng)領は理由として、「ナウルの政府幹部が中國の國際會議に出席する際、個人旅券で入國している」などと述べた。同措置に中國側(cè)は強く反発した。

すると、中國と外交関係を持つサモアがナウルに反発し、PIFの総會ボイコットなどに言及してナウルに警告。ナウルは妥協(xié)し、中國側(cè)の外交旅券ではなく、代表団の公的書類である「ビザ発給承認書」に入國スタンプを押すことで対応した。

4日の會議では、杜特使が気候変動についての長い演説をしていたところ、ワガ大統(tǒng)領が他の國の首脳の発言が遅くなるとして、演説をやめるよう促したことだった。ワガ大統(tǒng)領と杜特使は激しい応酬をし、杜特使は退場した。ワガ大統(tǒng)領も憤慨し「(杜特使は)無禮だった。他國の首脳の発言を遅らせた。(首脳ではなく)政府関係者にすぎないのに」などと述べたという。ワガ大統(tǒng)領は、大國である中國は、小國を「いじめる」とも発言した。

華報道官はワガ大統(tǒng)領の中國代表団入國時における対応について「國際的慣例とPIFの規(guī)定に背き、拙劣な茶番劇をした」と非難。さらに、會場におけるワガ大統(tǒng)領と杜特使の衝突ついても「ナウル側(cè)は再び、國際會議の慣例を顧みず、中國側(cè)の演説を遮った」と非難した。

華報道官はナウルが臺灣と國交を維持していることについても「ひとつの中國の原則は公認された國際関係の準則であり、國際社會の普遍の共通認識だ。いかなる『ふたつの中國』『ひとつの中國?ひとつの臺灣』の振る舞いも、人心を得ることはできないしたくらみを?qū)g現(xiàn)することはできない。われわれはナウルにご忠告申し上げる。(國際情勢の)大局を見極め、過ちを正し、歴史の潮流に逆行するようなことを続けてはならない」などと述べた。

ワガ大統(tǒng)領が中國が「小國いじめ」をすると発言したことについては、「中國は國際関係において大小の國は一律に平等だということを、もっとも重視している」などと否定した。(翻訳?編集/如月隼人

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!今回はワン?ホーディー特集!その魅力に迫ります。詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務提攜

Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務提攜