太平洋の島國(guó)ナウルで開催された太平洋諸島フォーラム（PIF）で4日、同國(guó)のバロン?ワガ大統(tǒng)領(lǐng)と中國(guó)の杜起文（ドゥー?チーウェン）特使が衝突した。きっかけは、杜特使が演説をしていたところ、議長(zhǎng)を務(wù)めるワガ大統(tǒng)領(lǐng)が「各國(guó)首脳が先」として止めたことだった。杜特使は退場(chǎng)。ワガ大統(tǒng)領(lǐng)は「中國(guó)は小國(guó)をいじめる」などと批判した。中國(guó)本國(guó)では外交部の華春瑩（ホア?チュンイン）報(bào)道官が5日の記者會(huì)見でワガ大統(tǒng)領(lǐng)を厳しく非難した。

ナウルは中華民國(guó)（臺(tái)灣）と國(guó)交を保っており、中國(guó)との外交関係はない。中國(guó)代表とナウル側(cè)の対立は、中國(guó)代表の入國(guó)時(shí)に始まった。ナウル側(cè)は中國(guó)と外交関係がないため、一般旅券で入國(guó)するよう要求。ワガ大統(tǒng)領(lǐng)は理由として、「ナウルの政府幹部が中國(guó)の國(guó)際會(huì)議に出席する際、個(gè)人旅券で入國(guó)している」などと述べた。同措置に中國(guó)側(cè)は強(qiáng)く反発した。

すると、中國(guó)と外交関係を持つサモアがナウルに反発し、PIFの総會(huì)ボイコットなどに言及してナウルに警告。ナウルは妥協(xié)し、中國(guó)側(cè)の外交旅券ではなく、代表団の公的書類である「ビザ発給承認(rèn)書」に入國(guó)スタンプを押すことで対応した。

4日の會(huì)議では、杜特使が気候変動(dòng)についての長(zhǎng)い演説をしていたところ、ワガ大統(tǒng)領(lǐng)が他の國(guó)の首脳の発言が遅くなるとして、演説をやめるよう促したことだった。ワガ大統(tǒng)領(lǐng)と杜特使は激しい応酬をし、杜特使は退場(chǎng)した。ワガ大統(tǒng)領(lǐng)も憤慨し「（杜特使は）無禮だった。他國(guó)の首脳の発言を遅らせた。（首脳ではなく）政府関係者にすぎないのに」などと述べたという。ワガ大統(tǒng)領(lǐng)は、大國(guó)である中國(guó)は、小國(guó)を「いじめる」とも発言した。

華報(bào)道官はワガ大統(tǒng)領(lǐng)の中國(guó)代表団入國(guó)時(shí)における対応について「國(guó)際的慣例とPIFの規(guī)定に背き、拙劣な茶番劇をした」と非難。さらに、會(huì)場(chǎng)におけるワガ大統(tǒng)領(lǐng)と杜特使の衝突ついても「ナウル側(cè)は再び、國(guó)際會(huì)議の慣例を顧みず、中國(guó)側(cè)の演説を遮った」と非難した。

華報(bào)道官はナウルが臺(tái)灣と國(guó)交を維持していることについても「ひとつの中國(guó)の原則は公認(rèn)された國(guó)際関係の準(zhǔn)則であり、國(guó)際社會(huì)の普遍の共通認(rèn)識(shí)だ。いかなる『ふたつの中國(guó)』『ひとつの中國(guó)?ひとつの臺(tái)灣』の振る舞いも、人心を得ることはできないしたくらみを?qū)g現(xiàn)することはできない。われわれはナウルにご忠告申し上げる。（國(guó)際情勢(shì)の）大局を見極め、過ちを正し、歴史の潮流に逆行するようなことを続けてはならない」などと述べた。

ワガ大統(tǒng)領(lǐng)が中國(guó)が「小國(guó)いじめ」をすると発言したことについては、「中國(guó)は國(guó)際関係において大小の國(guó)は一律に平等だということを、もっとも重視している」などと否定した。（翻訳?編集/如月隼人）