中國(guó)共産黨機(jī)関紙の人民日?qǐng)?bào)は6日、2022年開(kāi)催の北京冬季五輪大會(huì)の理念を改めて紹介する論説を掲載した。特に強(qiáng)調(diào)したのは「節(jié)約」で、既存施設(shè)の活用や大規(guī)模工事の回避を訴えた。

論説はまず、北京市が2022年の冬季五輪開(kāi)催を申請(qǐng)した際に、「選手中心」「持続可能な発展」「節(jié)約」の三大理念を表明していたと指摘。この三大理念は國(guó)際オリンピック委員會(huì)（IOC）の規(guī)則にも合致しており、中國(guó)自身の発展の內(nèi)在的要求でもあり、10年前の2008年に開(kāi)催された北京五輪の理念を発展させ深めたものだと紹介した。

「選手中心」については、08年北京五輪の「人文五輪（ヒューマニズム五輪）」の延長(zhǎng)であり、宿泊関係や移動(dòng)面を含め、選手が最も素晴らしい狀態(tài)で最も素晴らしい競(jìng)技水準(zhǔn)を発揮し、最も素晴らしい競(jìng)技精神を発揮できるようにするとした。

「持続可能な発展」については、北京五輪の「エコ大會(huì)」の発展形と説明?！赋志A可能な発展」とは「現(xiàn)代人の求めを満たすために、後の世代に必要となる発展を妨げないこと」と説明し、生態(tài)環(huán)境の保護(hù)に力を入れるとした。

論説は「節(jié)約」についての説明で、文字?jǐn)?shù)を最も多く費(fèi)やした。北京五輪から現(xiàn)在までの10年間で、北京市は「節(jié)約五輪」について、さらに真剣に、さらに全面的に考慮するようになったと説明。「五輪効果」としては、北京市と會(huì)場(chǎng)の一つである河北省張家口市に至る地域での一體化型インフラ建設(shè)を行い、現(xiàn)在は人口1億人規(guī)模の東北地方（遼寧?吉林?黒龍江）であるウインタースポーツ地域を人口3億人規(guī)模の首都圏に拡大すると論じた。

ただし、「節(jié)約五輪」の原則に基づき、北京五輪大會(huì)の準(zhǔn)備過(guò)程では、現(xiàn)有のスポーツ施設(shè)や選手宿泊施設(shè)を可能な限り活用し、大規(guī)模な土木工事はできるだけ回避することで、コストを低減させ、浪費(fèi)や汚染を減少させるとした。

また、機(jī)材などについても「購(gòu)入ではなくリース」の方式を採(cǎi)用し、購(gòu)入費(fèi)を節(jié)約するだけでなく、その後の保管による価値の減少を防止するとした。

2008年の北京五輪は、中國(guó)初の五輪開(kāi)催であるだけに、國(guó)威発揚(yáng)の意図が強(qiáng)く打ち出された大規(guī)模工事や「派手な演出」も目立った。22年の冬季五輪では、「身の丈」に合った大會(huì)を強(qiáng)調(diào)している。市民、あるいは広く國(guó)民からの批判を低減する意図もあると考えられる。（翻訳?編集/如月隼人）