2018年9月6日、中國新聞網(wǎng)は、この日発生した北海道膽振東部地震について、北海道在住の中國人による経験談を紹介した。

札幌市北區(qū)に住む陶恵栄（タオ?ホイロン）さんは、25年前に北海道で就學(xué)し、卒業(yè)後は診療所を営んでいる。陶さんによると、熟睡していた午前3時頃、突然家が強(qiáng)烈に揺れる感じがし、同時にスマートフォンからも地震警報が聞こえた。揺れが激しく動けなかったため、とりあえず枕で頭を覆い、落ちてくる物でけがをしないようにしたそうだ。

陶さんは「鉄筋からギシギシという音がしてきた。日本で地震はよくあることで、少しすれば収まるので最初はそんなに深刻ではないと思ったが、今回は揺れがなかなか収まらず、ただ事ではないと感じた」という。數(shù)分間は続いたという揺れの中で、家の中の家具が倒れ、食器が割れる音が聞こえたとも述べている。

その後、揺れが少し収まってから停電していることに気が付いたという陶さん。「スマホの明かりを頼りに階下にいる母親のところへ行くと、母はすでに座っていて、枕元にはガラスの入れ物が落ちていた。母には當(dāng)たらなかったものの、もし當(dāng)たっていたらと思うとぞっとする」と語った。

最初の揺れよりも、その次に來る地震の方が大きい場合もあるため、陶さんは家族と一緒に車を止めてある空き地へ避難。地震情報を見ながら夜が明けるのを待ったという。そして、明るくなってから家へ戻って確認(rèn)すると、家の中は滅茶苦茶になっており、本棚が倒れ、ガラス食器は落ちて割れ、ピアノなどの大きなものも移動していたという。

地震発生當(dāng)日は、攜帯電話の電波が悪く、ネットもつながったりつながらなかったりで、「多くの友人が真っ先に安否を?qū)い亭皮?。私も無事を伝えたが、心が溫かくなった。友人がいるととても落ち著く」という陶さん。微信（WeChat）を通してほかの友人とも連絡(luò)を取り、みんな無事であることを知って安心したと述べている。

札幌市白石區(qū)に住む王妹（ワン?メイ）さんは、北海道で暮らして10年になるが、これほど大きな地震は初めてだと述べている。三角スポットに身を寄せ、明るくなってから家の中を確認(rèn)すると、それほど被害は深刻ではなかったという。外に出ると、停電で信號機(jī)も消えていたが、「交通は混亂することなく、自動車も走っていたがお互いに譲り合っていた」とのことだ。

また、「店も開いていたが長い行列ができており、停電のため店員は計算機(jī)で會計をしていた。人々は辛抱強(qiáng)く待ち、混亂は全くなかった」と王さんは紹介?！溉毡兢螢?zāi)害対応は學(xué)ぶに値する」と述べている。（翻訳?編集/山中）