「中秋節(jié)」は中國(guó)の伝統(tǒng)的な行事の一つで、毎年この時(shí)期になると、百貨店やレストランの店頭、そしてホテルロビーに月餅が並びはじめる。

【その他の寫(xiě)真】

中秋節(jié)は、昔から家族で明月を楽しみながら、月餅を食べ、一家団欒を楽しむという習(xí)慣があり、月餅の歴史も古く、その品種も地方により多種多様だ。また、月餅は日本のお中元などのように、日ごろお世話になっている相手に贈(zèng)る習(xí)慣があり、毎年、この時(shí)期は「月餅」の話題も多くなる。

月餅の中につめる餡（あん）も、小豆やハスの美、アヒルの塩漬け卵などの伝統(tǒng)的なものから、近年は、ザリガニやカエルの肉を使ったもの、ドリアンが入っているものなど、個(gè)性的で、ちょっとびっくりするような餡も発売されている。うけ狙いで、こうした少し変わった月餅を購(gòu)入するのも面白いが、『大人』の贈(zèng)り物としては、やはり老舗や外資系店舗の月餅が喜ばれているようだ。

もちろん、こうした有名店の月餅は引換券を高く転売することもできるので、もらいすぎて困ることはないというのも理由になるだろうが、たいてい自分で買(mǎi)うには少し高すぎるくらいの贈(zèng)り物を贈(zèng)ると喜ばれる。

上海でも、來(lái)たる中秋節(jié)に向けて、スターバックス、ハーゲンダッツ、ゴディバなどが參戦して、例年通り、月餅商戦を盛り上げている。

この三大ブランドの月餅は、それぞれ特徴が目立つので、贈(zèng)り物の相手や用途による選択がしやすい。ハーゲンダッツはおなじみのアイス月餅で、花をイメージした外観の美しさや華やかさが人気。スターバックスは、コーヒーを中心としたフレーバーをそろえ、ゴディバは、チョコをベースとした『月餅』を販売している。

中秋節(jié)は舊暦の8月15日なので、毎年その日付は変わり、2018年は9月24日が中秋節(jié)になる。ちなみに、中秋節(jié)を含んだ3日間は法定休日になるので、9月22日～24日が3連休だ。

連休になると、旅行に出かけるなど若者の伝統(tǒng)行事離れが嘆かれる一方で、まだまだ中秋節(jié)は家族や親しい友人と空を見(jiàn)上げて明月を楽しみ、月餅を食べて過(guò)ごす人も多い。（提供/フライメディア）