2012年8月29日、環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版）によると、米アトランティック誌は28日、「中國(guó)で食の安全問題がますます深刻になっている」と題した記事を掲載した。影響はスポーツ界にも広がっている。

【その他の寫真】

今年7月、バレーボール女子のワールドグランプリ（GP）決勝ラウンドで中國(guó)は米國(guó)に敗れ、5位に終わった。成績(jī)不振の原因について、中國(guó)代表の兪覚敏（ユー?ジュエミン）監(jiān)督は「選手が3週間も肉を食べていなかったせい」と説明した。ベジタリアンだからではない。違法薬物である「痩肉精（塩酸クレンブテロール）」入りの飼料で育ったブタの肉を知らずに食べてドーピング検査で「陽(yáng)性」になる可能性があるためだ。

この事件からも中國(guó)人の食の安全への不安が高まっていることがみてとれる。20年前は中國(guó)食品に問題があると考える人は少なかった。しかし現(xiàn)在はほとんどの人が中國(guó)といえば食品問題を連想する。

その元兇は何だろうか？インターナショナル?ヘラルド?トリビューン紙は、中國(guó)の市場(chǎng)経済の成長(zhǎng)ペースは中國(guó)政府の統(tǒng)制を超えており、ビジネス倫理も確立されていないと指摘。効果的な監(jiān)督?管理システムが確立されておらず、道徳心が欠落した狀況の下、自利追求が公共の利益を上回ってしまっていると伝えている。

11年10月に行われた全國(guó)規(guī)模のオンライン調(diào)査では、回答した中國(guó)の成人2萬3000人のうち、「道徳的な基準(zhǔn)を守ることが中國(guó)社會(huì)で成功を収める必須條件の1つだ」と考えている人は半數(shù)にも満たなかった。（翻訳?編集/岡田）