2018年9月10日、韓國?朝鮮日報は、韓國のスター科學者の特許橫取り疑惑について報じた。

記事によると、韓國最高の科學者の一人として知られる研究者キム?ジンス氏は、ソウル大學教授時代（2012～2013年）に開発した數(shù)千億ウォン（數(shù)百億円）臺の「CRISPR（クリスパー）遺伝子ばさみ」技術(shù)の特許を橫領(lǐng)した疑惑がかけられている。

政府から研究費をもらって技術(shù)を開発したにもかかわらず、技術(shù)の特許をキム氏の設(shè)立した企業(yè)が獨占したというのだ。キム氏と大學側(cè)は「大學と企業(yè)間の正式契約による技術(shù)移転であり、商用化されることもない技術(shù)の価値を予斷して『數(shù)千億ウォン臺の特許を橫領(lǐng)した』と言うのは話にならない」と反論。ソウル大は、権利侵害の有無に関する監(jiān)査を行うことを明らかにしているという。

同技術(shù)は、酵素タンパク質(zhì)を使って疾病遺伝子を自在に切斷し、編集する技術(shù)。キム氏と米ハーバード大學など五つの研究グループが2012年にほぼ同時に開発した。これまでの技術(shù)よりも簡単かつ正確で、疾病治療と農(nóng)作物の改良に畫期的な技術(shù)と評価されている。

なおキム氏は、今年6月に國際學術(shù)誌「ネイチャー」で「アジアスター科學者10人」にも選ばれていた。

これを受け、韓國のネットユーザーからは「自分が開発したものを自分が所有しただけの話でしょ？」「もともとキムさんが企業(yè)で研究してたものをソウル大への移動と共に持ってきたもの。企業(yè)が特許を引き渡されて事業(yè)化するのは當たり前」「キム教授頑張って。あなたが成し遂げた成果はこの世の中の光になることでしょう」など、キム氏を擁護するコメントが目立つ。

記事では「共に民主黨の樸用鎮(zhèn)（パク?ヨンジン）國會議員が國政監(jiān)査でソウル大の特許管理の問題點を追及すると表明した」とも伝えており、これに対して「個人が長年研究したものを政府が全部持っていくようなもの。そんな國で誰がこれから一生懸命に研究すると思う？」「すごい會社が生まれるように少しは放っておいて、だから韓國にはグーグルやテスラのような會社がないんだ」「研究費を支援するからって権利を持ってくのは積弊（長年の政治的弊害）」など多くの非難が寄せられた。（翻訳?編集/松村）