中國(guó)がネパールに海港4カ所を開放、「取り込み」強(qiáng)化でインドからの引き離し

Record China    2018年9月11日(火) 13時(shí)10分

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中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は「インドの獨(dú)占を打破、中國(guó)が海港4カ所をネパールに開放」と題する記事を発表した。中國(guó)は「一帯一路」政策と絡(luò)めてネパールの「取り込み」を図っていると見られる。その背景にはインドとの対立もある。寫真はネパール首都のカトマンズの光景。

中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は9日、「インドの獨(dú)占を打破、中國(guó)が海港4カ所をネパールに開放」と題する記事を発表した。ネパールはこれまで、物流の大部分をインド経由のルートに頼ってきた。そのため、インドとの関係緊張で、物流を止められ國(guó)內(nèi)が大混亂したことがある。中國(guó)は「一帯一路」政策と絡(luò)めてネパールの「取り込み」を図っていると見られる。その背景には、インドとの対立もある。

中國(guó)とインドは現(xiàn)在は雙方とも安定した関係の構(gòu)築を望んでいるように見えるが、國(guó)境問題を抱えていることもあり、潛在的な「敵対國(guó)」と評(píng)しても過言ではない。中國(guó)は、インドと対立関係にあるパキスタンとは極めて緊密な関係を築いている。中國(guó)はネパールの「取り込み」も狙っていると考えてよい。

観察者網(wǎng)によると、ネパールでは7日、中國(guó)側(cè)が天津深セン(広東?。?、連雲(yún)港(江蘇?。?、湛江(広東省)の港をネパール側(cè)に開放することで両國(guó)政府が合意したとの報(bào)道があった。さらに、中國(guó)は蘭州(甘粛省)、ラサ(チベット自治區(qū))、シガツェ(同)の通関と道路施設(shè)もネパール側(cè)に開放した。

ネパールはこれまで、ヒンズー教を基盤とする文化が極めて近いという背景もありインドと緊密な関係を構(gòu)築してきた。両國(guó)間ではビザはおろかパスポートすら持たず住民が行き來している。ところが、2015年に公布されていた新憲法で、インドが自國(guó)系住民の権利の明記を求めていたがネパール側(cè)が応じなかったことで両國(guó)の関係がこじれた。インドはネパールに通じる主要道路を約5カ月に渡り封鎖。ガソリンやボンベ入りガス、食糧、衣類、日用品の供給がストップしたため、ネパール社會(huì)は大混亂した。

その後も、ネパール國(guó)內(nèi)で広く流通しているインドルピー紙幣に関連するインド側(cè)の措置で、ネパールは混亂した。その一方で、ネパールに急接近したのが中國(guó)だ。2017年にネパールが中國(guó)の「一帯一路」構(gòu)想?yún)⒓婴驔Qめると、チベット自治區(qū)からネパールに通じる鉄道の建設(shè)を発表。また、ネパールでは同年12月の総選挙でネパール共産黨毛沢東主義派が勝利し、親中派のオリ政権が発足した。

ネパールにとって、インドを経由しない陸路を確保することは「安全保障」につながることになる。観察者網(wǎng)は、ネパール政府関係者が中國(guó)の港が利用可能になったことについて「日本や韓國(guó)、東南アジアとの輸出入で時(shí)間を節(jié)約でき、市場(chǎng)開拓にも役立つ」と高く評(píng)価したと伝えた。

ネパールが物流の大部分を中國(guó)経由のルートに頼ることもあまり現(xiàn)実的ではない。また、今度は中國(guó)の意向に逆らえなくなるという問題も発生する。

インドにあるチベット亡命政府のロブサン?センゲ首相は2018年4月、中國(guó)への配慮から國(guó)境管理が強(qiáng)化され、亡命がより困難になったり、亡命後にネパールで暮らすチベット人への文化的抑圧が強(qiáng)まったりする恐れがあるとの懸念を示した。(翻訳?編集/如月隼人

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