2018年9月10日、米華字メディア?多維新聞は、ロシアのウラジオストクで開かれる第4回東方経済フォーラム（11～13日）で日中ロの首脳が顔を合わせることに関連し、「3カ國が連攜して米國に対抗か」との見方が韓國メディアから出ていることを報じた。

記事が取り上げたのは韓國?東亜日報の報道。10日の安倍晉三首相とロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)との首脳會談に続き、11日に習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席による中ロ首脳會談が予定されていることを指摘した上で、「孤立するトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)は除外。日中ロの『実力者』が一堂に會し、2國間會談を進める」と伝えた。

記事は「今回のフォーラムでは朝鮮半島関連の問題が首脳らの討論の重點になる」と説明し、北朝鮮問題において強い存在感を示してこなかったロシアがフォーラムを機に影響力の拡大を狙うと指摘。プーチン大統(tǒng)領(lǐng)がこのところ中國との距離を縮めていることや、米中の間で「てこの役割」を発揮したいと考えていることを挙げ、「ロシアは中國との距離が近くなるほど、対米関係における地位が高まる」と論じた。

一方、中國に関しては「習(xí)主席が初めて出席することが注目を集めた」とし、新華社が8日付の記事で「習(xí)主席は急速に変化する國際情勢と一國主義、保護貿(mào)易主義の臺頭という背景の下、いかに地域の協(xié)力を継続するかについて演説を行う」と紹介したことを説明?！该讎荣Q(mào)易戦爭を進める中國は『友軍』を求める。ロシアはそのうちの一つ」との見方が出ていることを取り上げた上で、習(xí)主席が以前受けた取材でプーチン大統(tǒng)領(lǐng)との個人的な親交の深さに言及したことを伝えた。

また、日本についても「日中首脳會談が12日に行われる見通し」とし、「貿(mào)易戦爭で米中関係が緊張に向かう中、日中関係は急速な進展を遂げている。日本も最近、米國から通商上の威嚇を受けており、中國の利害関係と完全に一致。9日には日本の財界から240人規(guī)模の訪中団が派遣された。両國は安倍首相の訪中、習(xí)主席の訪日に積極的に取り組んでいる」と指摘した。（翻訳?編集/野谷）