安倍晉三首相は12日、訪問先のロシア極東?ウラジオストクで中國の習(xí)近平國家主席と會談した。今年は日中友好條約発効から40周年に當(dāng)たり、両國関係は改善基調(diào)にあるが、會談で習(xí)主席は原則論に終始?！溉毡緜?cè)は歴史、臺灣など敏感な問題を適切に扱い」とクギを刺すのを忘れなかった。

両首脳の會談は昨年11月のベトナム?ダナン以來で7回目。最近になって日中関係に改善の兆しが見られることを象徴するかのように、習(xí)主席はにこやかな表情で安倍首相との寫真撮影に臨んだ。

中國國営新華社通信によると、會談で習(xí)主席は「現(xiàn)在、國際情勢には深刻で複雑な変化が生じ、不安定化要因と不確定要因が増えている。世界の主要エコノミーおよび地域の重要國である中日は共同で責(zé)任を擔(dān)い、世界と地域の平和?安定維持及び発展?繁栄のために建設(shè)的役割を果すべきだ」と強(qiáng)調(diào)。「新たな情勢の下、われわれは引き続き向き合って進(jìn)み、改善?好転基調(diào)を保ち、安定の中で進(jìn)展し、新たな一層の発展を得るよう中日関係を推進(jìn)する必要がある」と述べた。

さらに「中日雙方は終始中日間の四つの基本文書を順守し、これに従い、政治的な基礎(chǔ)を強(qiáng)固にし、正しい方向を把握し、意見の相違を建設(shè)的にコントロールする必要がある」と指摘。「特に日本側(cè)は歴史、臺灣など敏感な問題を適切に扱い、良好な雰囲気を積極的に醸成し、共通利益を拡大し続ける必要がある」と主張した。

これに対し、安倍首相は「日本は中國とより緊密な関係を築き、共同発展?繁栄を?qū)g現(xiàn)することを望んでいる。このために両國の民間友好の増進(jìn)に努力し、敏感な問題を適切に扱いたい。歴史と臺灣の問題において、日本側(cè)は両國の基本文書で確認(rèn)した立場を堅(jiān)持する」と応じたと新華社は報(bào)道。その上で「この點(diǎn)にいかなる変更もない。日本側(cè)は國際?地域問題における中國の重要な役割を重視している。地域の平和?安定に関わる重大な問題で中國側(cè)と意思疎通や調(diào)整を強(qiáng)化したいと表明した」と伝えている。

會談で習(xí)主席は米國のトランプ政権の動向を念頭に「雙方は斷固として多國間主義を守り、自由貿(mào)易體制と世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）のルールを維持し、開放型世界経済の構(gòu)築を後押しする必要がある」とも言及?！鸽p方は民間の友好伝統(tǒng)を発揚(yáng)し、これに新たな時代的內(nèi)容を與え、両國関係を支える社會と民意の土臺を突き固める必要がある」と訴えた。

自民黨は総裁選の真っ最中だが、3選が確実視される安倍首相は10月中にも中國を訪問し、習(xí)主席と會談する予定。日程は友好條約が発効した10月23日を軸に調(diào)整中とされる。今回の首脳會談は約40分間で、突っ込んだ話し合いはできなかったとみられ、10月の首脳會談が今後の日中関係を占う上で、一つのターニングポイントになりそうだ。（編集/日向）