日本企業(yè)が上場(chǎng)などの事業(yè)拡大をあまり好まないワケは?―中國(guó)メディア

人民網(wǎng)日本語版    2018年9月13日(木) 5時(shí)20分

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中國(guó)のリーディング企業(yè)、特にインターネットサービス大手は近年世界の舞臺(tái)で臺(tái)頭し、日本の経済界やメディアで大きな話題となっている。一方、かねてから異彩を放ち、今でも依然として高い実力を誇る日本企業(yè)は、中國(guó)企業(yè)とは違う一面を見せている。資料寫真。

中國(guó)のリーディング企業(yè)、特にインターネットサービス大手は近年世界の舞臺(tái)で臺(tái)頭し、日本の経済界やメディアで大きな話題となっている。一方、かねてから異彩を放ち、今でも依然として高い実力を誇る日本企業(yè)は、中國(guó)企業(yè)とは違う一面を見せている。瞭望東方周刊が伝えた。(文/陳言。メディア人、日本問題専門家)

中國(guó)と日本の企業(yè)の一番の違いはというと、日本の企業(yè)は「仕事」そのものに重きを置き、現(xiàn)在に目を向けているのに対して、中國(guó)企業(yè)は「事業(yè)を拡大し大きくなる」ことを好み、將來に目を向けている點(diǎn)だ。

筆者は以前、靜岡県にある「先生精機(jī)株式會(huì)社」で働いたことがある?!赶壬工趣いΔ韦蟿?chuàng)業(yè)者の名字からつけられており、70代の現(xiàn)社長(zhǎng)?先生武司さんは、10代の時(shí)に父親が病気で亡くなったのを機(jī)に、會(huì)社を継ぎ、現(xiàn)在に至っている。

同社はバリ取り?面取りに特化した機(jī)械を?qū)熼Tに製造している。金屬は加工後に多くの「バリ」ができ、各部品はその角をとらなければ、製品の壽命が短くなってしまう。

同社は創(chuàng)立當(dāng)初、手作業(yè)でバリ取りをし、その後、機(jī)械でそれをするようになり、今ではバリ取り?面取りの機(jī)械を作るようになった。同社製の機(jī)械は、腕時(shí)計(jì)の米粒より小さな部品から、船や風(fēng)力発電機(jī)などの直徑6-7メートルの大型機(jī)械の部品まで、バリ取り?面取りをすることができるため、その技術(shù)、性能は日本國(guó)內(nèi)外で広く知られている。今では最先端のITコントロールやセンサー技術(shù)も導(dǎo)入している。

先生社長(zhǎng)に「上場(chǎng)することを考えたことはないのか?長(zhǎng)年蓄積してきた経験や信用に、上場(chǎng)して調(diào)達(dá)できる資金を加えると、事業(yè)をもっと拡大できるのではないか?」と質(zhì)問してみると、「僕は職人。お客さんに満足してもらえる機(jī)械を提供できればそれでいい」という答えが返ってきた。

先生社長(zhǎng)のような考え方の日本の企業(yè)家、特に中小企業(yè)の経営者は非常に多い。目立とうとするのではなく、一つの仕事にひたすら打ち込み、數(shù)十年、ひいては百年以上も、同じ加工製造の小さな一つの分野に従事し、自分たちにしかできない技術(shù)を身につけるというのがそのスタイル。そして、多くの中國(guó)の企業(yè)家のような「企業(yè)をどんどん大きくする」という野心を抱いていない。

少しでもその気になれば、上場(chǎng)やブランドPRは決して難しいことではないが、彼らにそのような気はない。それにより、ハイクオリティーの「日本製」が確立され、日本には「いい企業(yè)」がたくさんあるようになったものの、ユニコーン企業(yè)は少ないという現(xiàn)狀にも悩まされている。

中國(guó)と日本の企業(yè)におけるもう一つの大きな違いは、企業(yè)家の年齢だ。

筆者が日本で取材したことがある企業(yè)の多くは、60歳以上、ひいては70-80歳であるのに対して、中國(guó)ではそのような高齢の企業(yè)家に會(huì)うことはほとんどない。

筆者のイメージでは、日本の企業(yè)家の平均年齢は、中國(guó)より少なくとも20歳高いだろう。自動(dòng)車メーカースズキの鈴木修代表取締役會(huì)長(zhǎng)(88)、カメラメーカー?キヤノンの御手洗冨士夫會(huì)長(zhǎng)兼最高経営責(zé)任者(CEO)(82)などは、80を過ぎても経営の最前線で活躍している。

それら超ベテランの企業(yè)家らのほとんどは、経営の細(xì)部に常に気を配り、何事も自ら行い、細(xì)かい點(diǎn)に極端なほどこだわるものだ。一方、中國(guó)の若い企業(yè)家らは、競(jìng)爭(zhēng)心に満ち、自分の経営理念や今後どのように事業(yè)を拡大するかなどの夢(mèng)を語るのが大好きだ。

これまで世界に名を殘してきた「先輩」である日本企業(yè)の特質(zhì)、経験、教訓(xùn)は依然として中國(guó)の企業(yè)が學(xué)び、參考にする価値があると言えるかもしれない。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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