中國(guó)メディアの新浪網(wǎng)は11日、中國(guó)の重慶市警察がカンボジアに出向いて、詐欺容疑者5人の身柄を確保して重慶に連れ戻したと報(bào)じた。

記事によると、重慶市警察が國(guó)際公務(wù)執(zhí)行協(xié)力メカニズムを発動(dòng)し、中央政府公安部（中國(guó)警察）と駐カンボジア大使館の大いなる支援のもとに、カンボジアに越境逃走していた詐欺事件の容疑者8人の身柄を確保し、重慶に連れ戻した。

対象となった詐欺事件は被害総額2億元（約32億4100萬円）以上で、全國(guó)各地の被害者は約11萬人とされる。警察側(cè)は容疑者グループの拠點(diǎn)18個(gè)所を摘発し、容疑者448人の身柄を拘束した。海外に逃走していた容疑者は8人で、11日までに5人の中國(guó)に連れ戻したことで、全員の身柄を拘束したという。

公務(wù)執(zhí)行に伴う権力の発動(dòng)は國(guó)家の主権の問題に直接かかわるので、通常は容疑者が自國(guó)國(guó)民であったとしても、警察が他國(guó)に乗り込んで身柄の拘束などを行うことはできない。中國(guó)は詐欺事件について、自國(guó)の影響力を強(qiáng)く行使できる國(guó)に対しては、警察を派遣して犯人の身柄を拘束することを繰り返している。

容疑者が臺(tái)灣籍だったため、臺(tái)灣で強(qiáng)い反発が発生したこともある。中國(guó)側(cè)は「臺(tái)灣人も中國(guó)人であり、被害者は中國(guó)本土の住民」などと主張した。（翻訳?編集/如月隼人）