わが子をかばって自らが「おとり」に=スズメバチに230カ所以上を刺された女性、安定した容態(tài)に―中國

Record China    2018年9月13日(木) 23時20分

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湖北省十堰市竹山県で1日、母子3人がスズメバチの群れに襲われた。母親は6歳と4歳の息子をかばうために自らが「おとり」になって230カ所以上を刺され、一時は危険な狀態(tài)に陥っていたが、12日までに安定した。

中國メディアの新浪網(wǎng)は12日、湖北省十堰市竹山県で1日、スズメバチに襲われ、6歳と4歳の息子をかばうために自らが「おとり」になって230カ所以上を刺され、一時は危険な狀態(tài)に陥っていた女性の容態(tài)がすでに安定したと紹介する記事を掲載した。息子2人も大量に刺されたが、安全な狀態(tài)という。

黃彩霞(ホアン?ツァイシア)さん(31)は1日、息子2人と山のふもとの停留所でバスを待っていた。6歳の長男が突然に大聲で「痛い!ハチに刺された」と叫んだ。見ると、ハチが2、3匹、飛んでいた。ところがすぐに、ハチの大群が「黒いかたまり」のようになって飛來した。スズメバチの襲撃だった。

黃さんはすぐに、息子2人を道路脇の草むらの中に伏せさせた。そして自分は草むらから出て、別の方向に走った。スズメバチの群れは黃さんを追い、次々に刺した。黃さんは短い袖の服を著ていたので、頭、首、腕がスズメバチで覆われた。黃さんは痛みに耐えかねて、路上に倒れた。

ハチの群れは數(shù)分後に去った。黃さんは息子がいた場所に戻り、何とか攜帯電話を取り出して家族に連絡(luò)した。家族が現(xiàn)場に駆けつけ、救急車の出動を要請した。母子3人は竹山県人民醫(yī)院(病院)に搬送された。

黃さんらにとって運(yùn)がよかったのは、十堰市太和醫(yī)院の救急科の専門醫(yī)師數(shù)人が講演のために竹山県に來ていたことだった?!弗攻亥幞啸沥舜踏丹欷咳摔い搿工嚷劋い酷t(yī)師らは、竹山県人民醫(yī)院に駆けつけた。

専門醫(yī)らは黃さんが230カ所以上、2人の男の子も30カ所以上を刺されていたことを重視。しかも、黃さんにはハチの毒で赤血球が破壊される溶血現(xiàn)象が出はじめており、肝機(jī)能、腎機(jī)能、肺機(jī)能も低下しつつあった。黃さんら3人はただちに、設(shè)備がより整っている十堰市太和醫(yī)院に転院することになった。

黃さんの夫は地元を離れて仕事をしており、妻と息子が治療を受けている病院に到著するのに時間がかかった?!杆饯≡氦酥い繒rに、妻は集中治療室にいた。とても危険な狀態(tài)だった」という。ただし黃さんの夫は「妻の行動を意外とは思わない。もし私がいたとしても、同じことをしただろう」と述べた。

3人の治療の責(zé)任者を務(wù)めた十堰市太和醫(yī)院救急科の曾桓超(ズン?ヘンチャオ)醫(yī)師は、230カ所も刺された黃さんを見た時に、「わが子を守ろうとする母親の本能に、本當(dāng)に感動した」と述べた。

曾醫(yī)師によると、スズメバチに30カ所以上を刺された場合には、死亡する可能性が高まる。黃さんも息子2人も幸いに持ち直し、12日時點(diǎn)までには容態(tài)が安定した。治療開始が早かったことと、専門の醫(yī)師が適切な処理をしたことで、命を取りとめることができたとみられている。(翻訳?編集/如月隼人

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