2012年9月3日、環(huán)球時(shí)報(bào)によると、中國原産の上海ガニ（チュウゴクモクズガニ）がドイツで繁殖し、漁師の網(wǎng)を破壊したり、在來種の棲息を脅かしたりするなど被害が深刻化している。

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上海ガニがヨーロッパに持ち込まれたのは1900年ごろ。ドイツでは1912年には中國特有のはずの上海ガニが見つかっており、1933年のドイツ人科學(xué)者の調(diào)査によると、上海ガニは商船のバラスト水を通じてヨーロッパに持ち込まれたとされている。雑食性が強(qiáng)く、瞬く間に繁殖して拡がり、ドイツで唯一の淡水カニとなった。

現(xiàn)地在來種の棲息が脅かされているほか、工業(yè)インフラの一部も上海ガニにより破壊されることがあるとされ、世界自然保護(hù)基金（WWF）によれば、ドイツ國內(nèi)だけでも損失額は8000萬ユーロ（約80億円）に上る。また、ドイツ紙が伝えたところによると、ベルリンのドイツ連邦國會(huì)ビルに上海ガニ數(shù)匹が忍び込むという珍事も起きている。

各所で深刻な被害をもたらしている上海ガニだが、これまで効果的な対策が見つからなかったものの、ドイツの漁師が上海ガニを現(xiàn)地中華料理店に卸すという妙案を探し當(dāng)てた。アジア系スーパーやレストランなどに1kg當(dāng)たり5?8ユーロ（約500?800円）で販売する漁師が現(xiàn)れている。（翻訳?編集/岡田）