2018年9月12日、間もなくデジタル修復(fù)版が劇場(chǎng)公開(kāi)される映畫「欲望の翼」より、撮影當(dāng)時(shí)のレスリー?チャン（張國(guó)栄）のエピソードが紹介されている。聯(lián)合報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

1990年公開(kāi)の映畫「欲望の翼」は、時(shí)間の描寫やモノローグを挾む演出など、その後のウォン?カーウァイ（王家衛(wèi)）監(jiān)督作品のスタイルが生まれた映畫として、今も人気が高い。さらに、故人となったレスリー?チャンをはじめ、マギー?チャン（張曼玉）やアンディ?ラウ（劉徳華）など、當(dāng)時(shí)の香港トップスター6人による豪華共演でも知られる。

臺(tái)灣で今月28日にデジタルリマスター版が公開(kāi)されるのを前に、主役のヨディ（阿飛）を演じたレスリー?チャンのエピソードが紹介されている。クランクインの直前、カナダでオフを過(guò)ごしたレスリー?チャンは、やや太った姿で香港に戻ったとのこと。これを見(jiàn)たウォン?カーウァイ監(jiān)督が、「そんな太ったヨディがいるか？」とつぶやいた言葉が胸に刺さったようで、すぐにダイエットを開(kāi)始。わずかな期間で一気に7キロも減量し、見(jiàn)違えるような姿で撮影に臨んでいる。

マギー?チャン演じる戀人との濃密なシーンでは、ウォン監(jiān)督がカメラの存在を忘れさせるため、一切の撮影機(jī)材を隠して2人きりの空間をつくった。この結(jié)果、レスリー?チャンは慣れない空気感に緊張したのか、47回もNGを出し、彼の俳優(yōu)人生で最多のNG回?cái)?shù)になったという。

「欲望の翼」は1960年代の香港が舞臺(tái)だが、ちょうどその頃に子供時(shí)代を送ったウォン監(jiān)督にとっては、懐かしくも忘れ難い時(shí)代となる。映畫の時(shí)代設(shè)定について、「誰(shuí)でも子供の頃に経験したことは忘れ難い。60年代はちょうど自分が子供だった頃で、このため60年代が舞臺(tái)の映畫を作った」と、ノスタルジーが根源にあることを語(yǔ)っている。（翻訳?編集/Mathilda）