2018年9月17日、中國(guó)メディアの參考消息網(wǎng)によると、米外交専門(mén)誌ナショナル?インタレストはこのほど、「なぜ日本と臺(tái)灣は軍事面での話し合いをもっと深めないのか」と題する記事を掲載した。

記事はまず、自衛(wèi)隊(duì)と中國(guó)軍の偶発的な衝突を防ぐ「?？者B絡(luò)メカニズム」の運(yùn)用が6月8日に始まったことについて、「これは両國(guó)にとって大きな成果だ」とした一方で、臺(tái)灣については「日本の防衛(wèi)當(dāng)局と円滑にコミュニケーションできない唯一の隣人だ」と指摘した。

続けて「日本は四方を海に囲まれた島國(guó)であり、その海を隔てて6人の隣人に面している。それはロシア、韓國(guó)、中國(guó)、臺(tái)灣、フィリピン、北マリアナ諸島であり、いずれも日本の排他的経済水域（EEZ）と接している」とした。

その上で「臺(tái)北と東京をつなぐ軍事面でのコミュニケーションの枠組みはない」とし、「日本は臺(tái)灣の軍事力を理解していない。日本は臺(tái)灣の軍隊(duì)に注意を払わず、耳を貸そうとせず、口をつぐんで觸れようとしない。45年以上前に日中関係が正?；筏酷?、日臺(tái)関係は格下げされ、現(xiàn)在は非公式な関係しか存在していない。したがって、自衛(wèi)隊(duì)と臺(tái)灣軍の間にはいかなるコミュニケーションもない」とした。

記事は「日本と臺(tái)灣の関係は良好だが、日本と臺(tái)灣の間で武力衝突が起こらないとは決して言えない」とし、「日本は米國(guó)の同盟國(guó)であり、臺(tái)灣と米國(guó)も特別な関係にある。ほとんどの日本人は、臺(tái)灣を最も親しみやすい隣人だと考えている。だが臺(tái)灣の利益は日本の國(guó)益と完全に一致していないことは明らかだ。臺(tái)灣は、中國(guó)と同様に、尖閣諸島を自國(guó)の領(lǐng)土と主張している。臺(tái)灣の領(lǐng)海、EEZ、防空識(shí)別圏は日本と重複している」とした。

さらに「隣人間で何らかの問(wèn)題や摩擦が起こることは避けられない。実際に、日本と臺(tái)灣の間で武力衝突を引き起こす寸前までいったいくつかのエピソードが過(guò)去にはあった」とし、尖閣諸島をめぐる問(wèn)題を取り上げ、「たとえ積極的な意図がなくても、ミスにより隣人の主権を侵害する可能性はある」「臺(tái)灣政権は現(xiàn)在でも、尖閣諸島に関する政策を変更していない」とした。

その上で「日本と臺(tái)灣の間のコミュニケーションの欠如は、日本の國(guó)境防衛(wèi)に『失われた環(huán)』を作り出し、最も脆弱な最前線にもなっている。日本と他の5人の隣人は、連絡(luò)メカニズムを通じて事態(tài)が危機(jī)に陥るのを防ぐことができる。だが自衛(wèi)隊(duì)と臺(tái)灣軍の間に偶発的な事件が発生した場(chǎng)合、そうした危機(jī)を管理するために必要なツールが欠けている」とした。

こうした「失われた環(huán)」を解決するため、記事は「推奨すること」として、「日本は臺(tái)灣の軍隊(duì)の能力を理解し、日本の南西部の安全を改善する方法を見(jiàn)つけ出す必要がある」「アジア太平洋経済協(xié)力會(huì)議（APEC）モデルと同様に、地域の防衛(wèi)?軍事コミュニティーは、臺(tái)灣軍をオブザーバーとして歓迎すべきだ。臺(tái)灣は、香港と同様に、APECの一員であり、地域のエコノミーの一つだ。西太平洋海軍シンポジウム（WPNS）は臺(tái)灣海軍を『海軍力』として招くべきだ」「自衛(wèi)隊(duì)と臺(tái)灣軍は、境界線で偶発的な摩擦を生み出すのを防ぐため、何らかのコミュニケーション方式を開(kāi)設(shè)することができる」などとした。

記事は最後に「日本の國(guó)境の安全保障と地域の安定の回復(fù)力のために、『失われた環(huán)』は明確かつ現(xiàn)実的な危険だ。日本は摩擦が起きる前にできるだけ早くこの『欠落リンク』を解決しなければならない」とし、「米國(guó)にとって、日本と臺(tái)灣の間の摩擦は、地域における米國(guó)の安全保障情勢(shì)をさらに複雑にし、インド太平洋の安定と世界的な安全保障に悪影響を及ぼす。米國(guó)は、こうした摩擦が予期せぬ結(jié)果を生む前に、この『失われた環(huán)』の解決に向けて、日本および臺(tái)灣と協(xié)力しなければならない」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/柳川）