中國に対する感情が歐米で悪化し、特に米國やカナダでは過去最悪を記録したことが米シンクタンクの調(diào)査で明らかになった、と米誌が報(bào)じた。最も親中的な國はロシアで、中東?アフリカ、中南米にも中國びいきの國が多かった。日本では中國を好ましくない國だと答えた人の割合が85％に上ったという。

米誌「ニューズウィーク」によると、調(diào)査は米ワシントンに本拠を置くピュー?リサーチセンターが34カ國の3萬8000人以上を?qū)澫螭恕⒔衲?月13日から10月2日にかけて行った。調(diào)査結(jié)果では中國を好ましくない國と考えている人の割合（各國の中央値）は41％、好ましい國だと考えている人の割合（同）は40％となった。

國別では中國を好ましくない國だと答えた人の割合は米國で60％、カナダで67％となり、それぞれ過去最高となった。こうした傾向は多くの國で見られ、日本では85％、スウェーデンでは70％、フランスでは62％だった。ちなみに日本の民間団體「言論NPO」などが10月に公表した世論調(diào)査でも中國に対する印象が「良くない」と答えた日本人は84．7％と高い水準(zhǔn)だった。

米國で反中感情が高まった背景について、ペンシルベニア大學(xué)現(xiàn)代中國研究センターのジャック?ドリール所長は「米國人の中國に対する見方はどんどんネガティブになっている」と説明?！该字肖稳愕膜示o張の反映だ。中國が臺頭して米國の利権を脅かすとか、中國は同じ経済ルールに従わずアメリカは損をしているとか、中國は豊かになればいずれ民主主義へと向かうと思ったのは見當(dāng)違いだった、などの感情が渦巻いている」と述べた。

カナダの場合は昨年末、カナダ當(dāng)局が米國の要請を受けて中國の通信機(jī)器大手、ファーウェイ?テクノロジーズの孟晩舟?副會(huì)長兼最高財(cái)務(wù)責(zé)任者（CFO）を逮捕した事件が対中感情悪化に大きく響いた。記事は「怒った中國は報(bào)復(fù)措置として中國在住のカナダ人2人を拘束。カナダ人が身をもって中國の怖さを感じた事件だ」と指摘した。

一方、最も親中的な國となったロシアでは、中國を好ましい國と考えている人の割合は昨年から6ポイント増えて71％となった。両國の蜜月ぶりを示す一例として記事は「2日、中ロ両國を結(jié)ぶ天然ガスパイプラインの開通式でロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)は『エネルギー分野におけるロシアと中國の戦略的パートナーシップは新しい段階に入った』と両國の関係強(qiáng)化をたたえた」と紹介した。

ナイジェリアでも中國に好意的な人の割合は過去最高の70％を記録。中東や中南米、サハラ以南のアフリカのほとんどすべての國々では、中國に好意的な人が多かったという。（編集/日向）