Record China 2018年9月20日(木) 0時20分
拡大
中國メディアの新浪網(wǎng)は19日、「アルゼンチン空軍はプロペラ機をまだ使っている。梟龍を買うのをやめて中古戦闘機を購入」と題する論説を発表した?!笚n龍」は中國が輸出を念頭にパキスタンと共同開発したFC-1戦闘機の愛稱。寫真は梟龍。
中國メディアの新浪網(wǎng)は19日、「アルゼンチン空軍はプロペラ機をまだ使っている。梟龍を買うのをやめて中古戦闘機を購入」と題する論説を発表した?!笚n龍(シャオロン)」は中國が輸出を念頭にパキスタンと共同開発したFC-1戦闘機の愛稱。中國はアルゼンチンとの関係強化に努めてきただけに「恨み節(jié)」のようにも思える論調だ。
論説は冒頭で、「アルゼンチンの空軍について話す際、われわれは一種の『惜しいなあ』という感情を持つかもしれない」と論じた。さらにアルゼンチンはかつて南米における空軍國で、フォークランド紛爭でも英國を苦戦させる力があったと紹介し、「平和期に少しずつ零落したとは言え、現(xiàn)在では制空能力をほぼ完全に失い、現(xiàn)役機にはプロペラ機をまだ殘している!」と論じた。
論説はさらに「言葉もなくしてしまうのは、アルゼンチン空軍がプロペラ機時代に逆戻りすることを選び、中國の戦闘機を不要としたことだ」と主張。中國はこれまで、アルゼンチンに「梟龍」を売ろうとしたと紹介し、アルゼンチン側は相當に関心を示したが、交渉を始めると「殘念なことにためらい、決めなかった」と論じた。
アルゼンチン空軍は結局、フランス製のシュペールエタンダールの中古機5機を購入することに決めた。記事は「フランス空軍でずいぶん前に退役した機で、フランス人にとってみれば在庫一掃の大処分。部品を含めてすべてアルゼンチンに売って処理することで、(シュペールエタンダールの)最後の価値を絞り出した」と論じた。
アルゼンチンはこれまでにシュペールエタンダール14機を購入している。1982年のフォークランド戦爭でエグゾセ?ミサイルを発射して、英駆逐艦のシェフィールドを撃沈したのもシュペールエタンダールだった。
しかし論説は、「しかし長い年が経過した。アルゼンチンのシュペールエタンダールは基本的に壽命が來ており、全く維持できない狀況だ」と説明。
記事はアルゼンチン空軍の主力機として、FMA IA 58 プカラの寫真を紹介。同機はゲリラ対策のためにアルゼンチンが開発したターボプロップ機で、當初目的には十分な性能があった。ただし、フォークランド紛爭に投入された際には、高度な性能を持つ英軍機には歯が立たなかった。また、ゲリラなども攜帯対空ミサイルを持つようになったため、現(xiàn)在では対ゲリラ戦などでも時代遅れになったとされる。
論説は、アルゼンチン軍ではパイロットが自分よりも年老いた航空機に搭乗していると主張。フランスから購入予定のシュペールエタンダールは現(xiàn)代戦に対応するためにさまざまな改良が施されているが、たった5機では「どれだけの効果があるのだろう」と疑問を示した。
フォークランド紛爭後、中國はアルゼンチンに急接近した。中國はアルゼンチン沖にあるフォークランド諸島を、本來ならばアルゼンチン領と見なし、同諸島を奪還しようとしたアルゼンチンの軍事作戦を「植民地主義に抵抗する行動」として評価。中國ではフォークランド諸島の名稱について、アルゼンチン側名稱の「マルビナス」を用いている。同問題では完全に「アルゼンチン支持」の立場だ。
最近では7月、通貨の下落などで混亂するアルゼンチンに通貨スワップ協(xié)定を持ち込んだり、アルゼンチン産牛肉の輸入制限を撤廃するなどで、やはり「並ならぬ好意」を示している。
中國がパキスタンと共同した「梟龍」は、パキスタン側は保有している米國のF-16の情報を提供し、技術面は中國側が負擔したとされる。同機は輸出を念頭に開発されたが、これまでに実現(xiàn)したのはナイジェリアに3機を売卻しただけだ。ミャンマーも16機を発注し、當初は2017年に引き渡しが始まると報じられたが、いまだに実現(xiàn)していない?!笚n龍」の製造に支障があるとは考えにくく、ミャンマー側の事情や考えが原因と理解するのが自然だ。
中國は「梟龍」の輸出についてアルゼンチンを最有力候補のひとつと考えてきたとされる。それだけに、アルゼンチンが「梟龍」購入に踏み切らず、フランス製の中古機を購入しことが、殘念で仕方ないようだ。(翻訳?編集/如月隼人)
この記事のコメントを見る
Record China
2018/9/9
2018/9/10
2018/9/5
2018/7/19
2018/7/13
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら
業(yè)務提攜
Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る