裁判所で珍事、弁護(hù)士が「斧」を持って入廷し処罰される―福建省

Record China    2018年9月20日(木) 21時10分

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中國メディアの新京報は19日、福建省の石獅市人民法院(裁判所)で、斧を持って入廷して裁判に臨もうとした弁護(hù)士2人が、「法廷の安全に重大な危害を與えた」として処罰の対象になったと伝えた。寫真は中國の法廷內(nèi)部の様子。

中國メディアの新京報は19日、福建省の石獅市人民法院(裁判所)で、斧を持って入廷して裁判に臨もうとした弁護(hù)士2人が、「法廷の安全に重大な危害を與えた」として処罰の対象になったと伝えた。

新京報によると、処罰の対象になった弁護(hù)士の1人は、故意傷害か故意殺人かで爭われていた刑事裁判で、斧を証拠品として示そうと思ったと説明した。事前に意思を疎通する時間がなく、とりあえず持ち込んだという。なお、中國では他者の命を奪おうと行動を起こした場合には一律に故意殺人罪が適用され、相手が死亡しなかった場合には「未遂」として量刑が減じられることになっている。

同裁判の被告は犯行に及ぶ前に斧を購入した。斧は店でビニール袋に入れられており、さらに別の袋に入れられていた。被害者には、斧を2つの袋に入れたままで毆りかかった。被害者は軽傷で、警察も故意傷害罪の適用が妥當(dāng)と判斷したが、検察は斧を使ったことを重視し、故意殺人罪を主張して裁判に臨むことになったという。

弁護(hù)士は被告が購入した斧が販売時には刃の部分にゴム製のカバーがつけられていたことを知ったが、入手した時點で開廷前1時間ほどになっていた。手続きが間に合わなかったが、被告に有利になると考え法廷に斧を持ち込んだという。

裁判所は弁護(hù)士2人に罰金500元(約8200円)を科した。弁護(hù)士側(cè)は、自らの行動が不適切だったと認(rèn)め、裁判所に謝罪したという。(翻訳?編集/如月隼人

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