2012年9月12日、中國(guó)陝西省漢中市洋県で起きたジャイアントパンダの標(biāo)本盜難事件で、現(xiàn)地警察は犯人を逮捕し、事件の詳細(xì)について調(diào)べを進(jìn)めている。華商ネットが伝えた。

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盜難事件は今年5月11日深夜に同県の野生動(dòng)物保護(hù)管理所で発生した。同管理所の所長(zhǎng)によると、盜まれたのは2009年に発見した病死の野生ジャイアントパンダで、翌年に標(biāo)本として展示を始めた。同標(biāo)本は鑑賞価値や研究価値が高いことから、価格にすると約125萬(wàn)元（約1500萬(wàn)円）に上るという。

盜難事件を調(diào)査していた洋県の警察は今年8月、浙江省臺(tái)州市でジャイアントパンダの標(biāo)本を売る人物がいるとの情報(bào)を得て、浙江省臺(tái)州市警察の協(xié)力のもと、同市天臺(tái)県のホテルで容疑者の身柄を確保した。

犯人は供述で、家庭環(huán)境が悪く借金もあったことから竊盜を思い立ったと話している。ジャイアントパンダの標(biāo)本を盜んだ理由は、知り合いから高値で売れると聞き、さらにテレビで洋県にジャイアントパンダが多いと知ったためで、ターゲットを洋県の野生動(dòng)物保護(hù)管理所に定めた。しかし竊盜後1カ月たっても買う勇気のある人を見つけられず、そのころから徐々に竊盜したことを後悔し始め、竊盜品を返したいと思い始めたという。（翻訳?編集/內(nèi)山）