2018年現(xiàn)在、15本の路線が開通している上海の地下鉄は、市內(nèi)の有名な観光地をほぼ網(wǎng)羅していて、乗り方や路線の乗り継ぎを知っていると生活するにも観光するにも移動するのに効率がよく、とても便利だ。初乗り運(yùn)賃は3元（約51円）。渋滯知らずの地下鉄は、市民だけではなく、観光客にも人気がある。

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今回、紹介するのは上海の地下鉄の利便性ではなく、「上海あるある」で、地下鉄にある斬新な設(shè)備だ。フードやドリンクの自販機(jī)やコンビニはごく一般的な設(shè)備だが、上海の地下鉄構(gòu)內(nèi)に設(shè)置されているのは、これだけではない。

改札付近にあるのは、銀行のATM、薬の自販機(jī)、ガチャポン、UFOキャッチャー、無人カラオケボックス…。近年、流行している無人カラオケボックスも地下鉄に登場。このカラオケボックスは1～2名用で、モバイル決済。キャッシュレスなことや短時間利用ができることなど手軽に利用できる條件も整っている。しかしこれまで通るたびに気にして見るが、この地下鉄にあるカラオケボックスを利用している人を見かけたことがない。

かたやショッピングモールなどの商業(yè)施設(shè)內(nèi)に設(shè)置されているカラオケボックスは若い女性を中心に人気が高い。ちょっとした暇つぶしや、ショッピングに疲れたとき「ちょっとお茶しよう」という感覚で利用されているようだ。

ただ、カーテンがついているとはいえ、やはり中がのぞけるので、人の往來が激しい地下鉄に設(shè)置されているこのボックスで歌を楽しむのはハードルが高いと思うのは、もはや時代に乗り遅れているのだろうか。ちなみにこのカラオケボックス、最近では空港內(nèi)にも設(shè)置されている。

そして、次によく見かけるのが、ガチャポンやUFOキャッチャーなどのゲーム。改札口付近に設(shè)置されていることが多く、こちらは、若者やファミリーがよく利用している。モバイル決済なのも便利で、現(xiàn)金を持ち歩かない若者にも人気がある。

ガチャポン自體は商業(yè)施設(shè)をはじめ、さまざまな場所に設(shè)置されており、上海でも非常に人気が高い。日本のアニメキャラクターものなどは特にファンが多いようだ。

地下鉄にこうした変わり種が置かれているのはとても面白く、どんどんエンターテイメント性を強(qiáng)める地下鉄構(gòu)內(nèi)は通るだけでも楽しめるが、ATM、ゲーム機(jī)、カラオケボックス、自販機(jī)と並ぶ光景はかなりシュールだ。地下鉄駅により設(shè)備のラインナップも異なるので、これも地下鉄利用時の楽しみになる。（提供/フライメディア）